６月６日（土曜日）・・・・・・・・・・・・・

久し振りに長男とゆっくり会話する時間がとれた。

会話の中心は先日終わった定期テストのこと。

目下のところ、我が家の最大の懸案事項である。（笑）





ま、笑っちゃうしかないような惨憺たる結果なんだけど、

結果はともかくとして、問題なのは勉強嫌いの性格。

ようするに完全なサッカー馬鹿小僧に育って（育てて）しまって、

勉強がとにかく大大大嫌いなのである。

それでいてサッカーが飛びきり上手なんなら、それはそれでいいと思うんだけど、

ま、サッカーのレベルはごくごく普通。（苦笑）





一応、毎日机に向かってはいるのだが、

根本的に「勉強が嫌い」っていう意識が強すぎて、

全く身につかないって感じ・・・・・・・・





で、親として、どうしたものか・・・・・・・・

と考えてはみたものの、

振り返ってみれば自分自身も相当な「勉強嫌い」だったコトを思い出す。（苦笑）

ようするに蛙の子は蛙ってことだろうし、

そもそも「勉強しろ」って言う言葉に説得力がない。

ましてや「勉強を好きになれ」とか「勉強を楽しめ」だなんて・・・・・・・・

もし中学の頃の自分が聞いたとしたら全く納得できる話ではない。（笑）

きっと「このオヤジ何言ってんだ？意味わかんねーよ」と思うだろう。（爆）

ピーマンが大嫌いな人に、

いくら「ピーマンって旨いんだよ」って言っても伝わるワケがないのだ。






で、いろいろ考えたんだけど、

とりあえず勉強のことは置いといて、

ひとまず読書の習慣だけでも身につけさせようと考えた。（作戦変更・笑）

読書の習慣が身につけば、

国語力には多少なりともプラスになるだろうし、

そうすれば、少なくとも問題の意味がわからずに困ることはなくなるので、

それだけでも成績アップにはつながるだろう。

うまくすれば、集中力や我慢力も身につく・・・・・・・・





というワケで、

自分の書棚の中から、

何かいい本はないかな・・・・・・と、探してみる。

中学生にも理解できて、楽しめて、

それでいて良い刺激になるような本・・・・・・・・





悩んだ結果、

中学２年生には少し早いかな？と思ったが、

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を選択。

最初は吉川英治「三国志」のほうが読み易くていいかな？

と考えたんだけど、

読むのにエネルギーが必要な司馬遼太郎作品を、あえて選んだ。






そして、

数ある司馬遼太郎の中から、

自分が大好きな「坂の上の雲」や「翔ぶがごとく」ではなく、

「竜馬がゆく」を選んだ理由は、

自分自身の反省（ってか後悔）から・・・・・・・・






自分が「竜馬がゆく」を初めて読んだのは２０代後半で、

その当時、全８冊を読み終えたあと、

まっさきに思ったのが、「学生時代に読んでおくべき本だったな」ってこと。

十代で読むべき本だったな・・・・・・・

十代の頃、この本を読んでおけば・・・・・・・・

と、かなり悔んだことを今でもハッキリと覚えている。






そんなこんなで、まずは竜馬を読め！

って結論に達したワケだ。

ま、主人公が完全に明確なので、

「坂の上の」や「翔ぶが」と比べると読み易かろうという判断もある。

いずれにしても、

司馬作品の入り口としては悪くないとも思う。





さてさて、

我が家のサッカー馬鹿小僧は、

「竜馬がゆく」全８冊を読み切るのに、

はたしてどのくらいの期間かかるのだろうか？

面白さを感じれば、１ヶ月ぐらいで一気に読み切っちゃうだろうし、

読書の苦痛から抜け出せなければ２～３ヵ月、

場合によっては半年以上かかるかもしれない。

自分の時は１週間ぐらいで読み切った記憶があるが・・・・・・・・・・・・・

ま、いずれにしても、

ワンピース５４巻を読み切るよりもエネルギーが必要なのは間違いないだろうが。（笑）