”飛翔のハリス”
ハリス(主要登場人物参照)がたった一人で”丘越え”の驚異的なタイムを叩き出す話。ハリスはチームメイトが信用できなくなり、一人でチームロードに挑む事にしたが、チームロードは二人以上チギれたら競技終了。しかし、ハリスは審判員の指示も聞かずにただ一人亀校のタイムに挑んでいった。先程の走りで失神しそうになっていたテルもハリスの走りを見に、ユタ監督と一緒に丘の天辺でハリスを待つ。普通ならば坂を登る時はシフトダウンするのだが、ハリスはなんとシフトアップしながら、しかもダンシング(用語集参照)をしながら丘を登っていった。驚きを隠せないテルとユタ監督。そして、ハリスはたった一人で亀校が四人で叩き出したタイムを越えたのだった。この話でハリスが”エル・コンドル”(用語集参照)と呼ばれている理由がよくわかる。そして、この程度の登りならなんとも感じないハリスのクライマーとしても強さがわかる。ハリスが自転車の楽しさに再び気づいたのもこの話だった。(テルのおかげだが。)あさみ野校のマネージャー・黒沢鈴子(主要登場人物参照)がハリス以外のメンバーの事をなんとも思っていない事もよくわかる話である。