遺影に規則はあるか
取引先の会長が亡くなった。現社長が直につたえてきた。昨日のことだ。友引をはさんで本日通夜。 飾られている遺影を見て驚いた。家族や第3者から訃報がFAXで送られてきたりしていたら、この遺影を見た途端に亡くなられたのは現社長かと混乱すること間違いなし。現在の息子の年齢の顔より若いのではないかと思われるほど若いときの写真なのだ。 あまりの老醜を晒したくないと若干遡った元気な頃の写真を遺影に使う例はある。だがこんなに息子よりも若いかもと思える若き日の写真は初めてだ。 通夜供養のあとで導師がこの遺影のことにふれていた。遺影についての決まりはない。人はその人生においてその年代時代に応じて顔姿は変わっていく。どれがよくてどれが悪いということはない。どれもそれぞれにその人の真実の顔だから。