長谷川陽子・三舩優子 デュオの午後
オール・メンデルスゾーンのプログラム。今年はメンデルスゾーン生誕200年で大当たり。昔西響でオール・メンデルスゾーンの定演があった。兼ねて選曲委員会にリクエストしたのが実現したものだつた。メンデルスゾーンという作曲家はこればかりをずらっと並べて何回も反復練習しても飽きないすごいひと。長谷川さんは勿論、三舩さんも熱演で濃い内容の演奏会だつた。前半の最後の曲 アントン・ブルックナー 想い出アンコール曲 ガーシュイン I Got Rhythm シューベルト 即興曲 ト長調 作品 90-3ブルックナーの想い出は三舩さんをお迎えするタクシーの中で上村先生が「こんな曲があります」と楽譜を渡されたそうで三舩さんも気にいられて急遽プログラムに組み入れられたようだ。三舩さんも初めて目にする譜面をその日に演奏するのは今回が初めての経験だとか。これはすごいことをなさったものだ。初見でなくても曲と対峙すると思考考察勉強練習を重ねてコンサートでの自信が出てからでないと演奏はしないものだから本当にすごい。そしていつものことながら上村先生がピアノの譜めくりをなさる。主催の御大が自ら譜めくりなさるなんてここのコンサートだけの貴重な情景ではある。