アタシの半径１０キロ圏内備忘録

「サムライ業なんてつまらん」
そう思うときがたまにある。

あたしは正義だって思いながら仕事をしたい。なんかの役には立ってるんじゃないか？とか思いたいわけ。
けど、それってクライアントの意思があって初めて成立する。
だから、クライアントが「決心」しなければ、あたしにはどうすることもできない。
たとえ正しくても、クライアントが望まないことなら、あたしには出来ない。
ある意味、無力なんだよな。

TVドラマ版「カバチタレ！」の何話だかにDVに苦しめられる奥さんの話が出てくる。
主人公の深津絵里＠行政書士（栄田千春？役　マンガではイカツイおっさんなんだがｗ）が、奥さんの明確な意思もないのに離婚をさせようとする。
これが元で彼女は事務所クビだかになりかけるのだが、本当にそんなほどツマラン（というか悲しい）仕事だ。

今日も今日とて｡｡｡
倒産会社の整理では、クライアントの意思が二転三転｡｡｡
そのたびにあたしは右往左往。
役所にだって、あたしのアタマを下げてくれと言い出すから、仕方がない。
あーたが下げろというなら下げるさ。
解任してもらえばいいようなもんだが、どっちにしろ誰かがやらなきゃならない。誰もやらねぇよな、と仏心がクビをもたげるorz
切ったりできない。
結局、あたしが走り回ることになる。

かとおもえば、借金まみれで離婚され、家から放り出された病人のおばさんクライアント。
じっとしていられないのか、そこここで相談しまくっているのだが、今日も公衆電話から泣き声で電話してくる｡｡｡
「先生に見放されたら･･･どうしていいか。ｴｸﾞｴｸﾞ。・°°・(>_<)・°°・。」
どうしていいか･･･あーたがどうしたいか決めるまで、あたしにはどうにも出来ない。
宿題は出してある･･･宿題をやってこないことには、先生、評価も手伝いも出来ないんだよ。
あたしが決めていいなら早いんだよ。
「自己破産するのかしないのか、住民票をどこに置くのか、生活保護を申請したいのか。いやなのか。
　就職か？実家に頼るか？病気はどうするか？」
･･･････自分で決心したって、辛い道のりなのだ、しなきゃ、絶対実行できない。これは、「絶対」っていってもいい。
だから、今度はあたしはじっと待つ。待ち続ける。根比べだなorz


しっかしなぁ･･･
走り回るのもじっと持つのもフラストレーションが貯まるもんだ。
よその先生達はどうしてるんだろう･･･？？