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カテゴリ:おしごと
うちのダンナはウチの事務所でマウスを壊したりする(爆)以外に主に2つの仕事をしています。
(その他、道楽多数!) 一つは行政書士、もうひとつはNPO法人の理事です。 NPOと言っても、いささか広うございまして、うちのは障害者支援系です。 ま、私もその顧問だったりするわけですが・・・。 目指すは「障害者が地域で当たり前に暮らす」ことです。 本来、家族介護によるところが大きかったのですが、生き物の常として、親は子より先に逝くならいになっていますから、親御さんは不安が大きくてもどこかで手を離して、地域で当たり前の生活を送れる態勢を作る・・・これが大目的です。 さて・・・ 誰だってそうですが、望む暮らし=ライフデザインがあるわけです。ライフデザイン実現のためにプランニングをする=一人暮らしをしたいなら介護態勢を組むとか、グループホームで仲間と一緒に住みたいからそういう場所をさがすとか・・・ま、待っていても何も始まらないので、アクションを起こさねばなりません。 さて、今、ダンナ&私が気になっているNPOの関与障害者が二人・・・ 一人は、学生ボランティアで介護体制を組んで一人暮らしをしていましたが、最近親元に帰ってしまった男性・・・理由は「しんどいから」・・・一人暮らしは気ままはできるけど、一方で介護者を育てていったり、イイ関係の構築が必要になります。 元々は本人が「○○大学に行って、介護者をつのって・・・マンションで一人で暮らしたい」と希望をし、その希望が叶うようにNPOが助力し、問題意識の高い学生達も集まってきました。 一時はうまく廻っていたようですが、なんせ「普通の学生さん」達ですから、理想もあるし現実(試験もあればデートもしたいw)もある、正しいこともすれば、間違ったこともする・・・でも、そういうみんなと関係を作って、高めあって、共に生きる・・・夢を実現するための努力は自分でやっていかなければなりません。私はたまに「障害者力」という言葉を使ったりしますが・・・ちと、抽象的ですかね。 もう一人、これは高齢の女性です。介護は同性が基本ですから、女性の介護者達がいて、暮らしを支えています。 基本形としては、介護者は「力は貸すけど、アタマは貸さない」が原則です・・・すなわち、自己決定を最大限尊重しなさい・・・との教えがあります。ので、通常、介護者は障害者の自己決定に対しては、真摯に受け止め向き合おうとします。・・・・・いきすぎると、障害者が間違った決定をしたときに正すものが、いなくなる=「裸の王様」になってしまう危険性があります。 「彼女」は、介護者をひれ伏させることにのみ目的をおき、異を唱える者を遠ざけてきました。結局、暴走を止める者がなくなり、今は役所だのJRだのとあちこちで問題を起こし、「敵」を作るばかりです。 「健常者がひれ伏してくれる」・・・これが、彼女の求めるものになってしまったのです。違うやん、「地域で当たり前に暮らす」ことは、ひれ伏してもらい、自分が神棚にまつられることではないはずです。 うちのダンナは嫌がられても意見してますけどねw (彼女の弁護もすると、ま、教育を受ける機会が奪われていたりするので、彼女の資質だけが問題とも言い難いのですわ。) ま、どちらも悩ましいところです。 いずれにしろ、私が障害者から教えられたのは、「自立」ということです。 如何に相手を大切に思い、自分を大事にするか・・・これを極めれば「究極の自立」。 さて、今日も「当たり前の暮らし」を極めましょうかw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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