169158 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

弥勒のしあわせさがし

弥勒のしあわせさがし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

miroku073

miroku073

Calendar

Favorite Blog

選択 New! dr2006さん

小学校でハープコン… 47弦の詩人さん

***昼下がりの退屈*** かおりん(*^ー ^*)さん
いづみくんの日記 いづみくんさん
the Day -be free- にぃ-さん

Comments

miroku073@ Re[1]:生きぬく(08/11) dr2006さんへ ありがとうございます。 幸…
dr2006@ Re:生きぬく(08/11) miroku073さん、台風が上陸して接近中です…
miroku073@ Re[1]:新年(01/01) dr2006さんへ 明けましておめでとうござい…
dr2006@ Re:新年(01/01) 明けましておめでとうございます! 葉書の…
miroku073@ Re[1]:stay home(04/20) dr2006さんへ 読書、いいですね😊 私も本…
dr2006@ Re:stay home(04/20) 自分は、本を読みます。
miroku073@ Re[1]:不調(12/14) dr2006さんへ ありがとうございます。 し…
dr2006@ Re:不調(12/14) 弥勒さん、 お大事にね。

Freepage List

Headline News

2008.09.22
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
はじめは、閉鎖的だった病室の雰囲気が、少しづつ変化を見せた。
お向かいの、腎臓病の女性は、5歳年上。
大きな目が印象的のおしゃべり好きそうな人だった。
彼女だけ、少しカーテンを開けてたので挨拶をしたんだけどね。
だるそうに身体を横たえていつも寝てたな・・・

私の隣にいた人は、抗がん剤と放射線治療をしてた人。
一度も顔を見なかった・・・
帽子をかぶって、30回の放射線治療が終わって、間もなく退院していったら、お向かいの腎臓病の女性が、ベッドを移ってきたので、カーテンを開けて話すようになった。
彼女は、明るいんだけど、けっこうわがまま。
家族に不満を抱いて、文句ばかり言ってたな・・・(笑)

もう一人、膠原病の患者さんがいて、こちらもおしゃべり好きのオバサンだった。
一人退院した後は、急に開放的な雰囲気で、彼女達と料理の話をしたり、日常会話をする事が増えてきた。
入院してから、5日目ぐらいからかな・・・
最初は遠慮もしてたんだけど、そんな雰囲気ではなくなってきたんで、どんどん話に入って言ったのがきっかけ。
長い入院生活になるなら、退屈しないですむしね。

そんなところに、入ってくる、品のいいご婦人や、中国人の学生さん、検査入院、短期治療の為の入院患者さんが出入りしてた。

窓際にいた膠原病の患者さんが退院したあと、私のベッドを窓際に移してもらって、明るい自分のスペースができたことも、気分的に違ったのかもしれないね。

私は比較的明るく元気な患者のイメージだったようで、部屋でも沈み込むことはほとんど無く、お気楽なノー天気娘をやってたみたい(笑)

そして、リウマチの薬の副作用からくる難病のおばあちゃまが入ってきて、とっても辛そうだったんで、よく声をかけてたんだ。
同じ様にブレドニンを飲んでるんだけど、彼女は腸の中に病巣があって、その炎症のために下痢が続き絶食で、薬はすべて点滴だった。
胃と腸の内視鏡検査の為の下剤に苦しみ、そばにいてかわいそうなくらい弱っていたんだよね。
そのおばあちゃまとも、いつのまにか仲よくなり、よくおしゃべりしてたな・・・

今は、お粥を食べられるまで回復して、もうじき退院だとか・・・
「普通のご飯食べられるようになってから、退院にしてね、先生」って言って笑わせてた。
しばらくは、私のように安静を強いられるのだろうけど・・・

そして、退院日の一週間前、私の隣のベッドに、精神障害と腎不全を抱えた女性が入ってきた。
すごい人だな、というのが第一印象。
一日目は、私も翻弄され、明け方4時にぶちきれた(笑)
看護士さんから、彼女の大まかなところの話をきいたのと、婦長さんにコッテリしぼられてたのをとなりできいて、「ちょっと待てよ?これって、偶然でなく必然だよね」って思い、私は彼女と接してみようと思い始めた。
そのことは、看護士にも、医者にもそれとなく話しての上でなんだけど・・・
医者も看護士も、私がカウンセラーの資格を持ってることは知らない。
でも、同室の仲間として関わることは可能だからね。

カウンセリングの中でも、ピアカウンセリングというのがある。
本格的に関わるわけではなく、関係性を重点において、気持ちを開放させていけたらいいなと、漠然と考えていた。
彼女にカウンセリングをするなんておこがましいんで、友だちになれたら、話し相手になれたらいいかな、という気持ちかな。
最初はどうなるかと思ったけど、トイレで夜中会った時、立ち話をしたのがきっかけで、打ち解けるのに時間はいらなかった。
彼女の抱えた問題も含め、病気の辛さも聴いていった。
部屋でも、彼女に話しかけてたら、彼女から話すようになってきて、カーテン越しではあったけど、色んな話をしたな・・・
退院の日、メルアド交換して、今ではメル友(笑)

彼女から「なんか、すごく癒されたんだよね。だから、これからも付き合っていきたい」そういわれたときは、うれしかったな。
笑い声がでて、明るい表情になっていくのを、嬉しくみてる私がいる・・・

これだけ、1ヶ月の間にめまぐるしく変わる同室の人たちとの交流の中で、みんな元気になっていくのをみてるのが、すごく嬉しかったな・・・
私のこと、かわいがってくれてね・・・

沈み込まないで、笑っていられたのは、仲間達の支えもあったし、この同じ部屋の人たちとのかかわりもあったからなんだよね。
看護士が、驚いてたんだ。
この部屋は、他の部屋とは違うらしい(爆)
人との関わり、って、すごいね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.22 14:56:39
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X