幼稚園の時でございます。
キリスト系の幼稚園です。
うそは絶対に許されません。
毎日幼稚園には毎日お弁当を持ってまいります。
私は玉子焼きが大好きですが時々しか私のお弁当には入っていません。
私は考えました。
アーメン♪
親は先生のお言葉に弱い。
当たり前です。先生は神のお言葉を述べられるのですから。♪
先生の声は神の声　先生の声は神の声自分に言い聞かせました。
私は親に言いました。

「先生が巌流君のお弁当は栄養が足りんて、もっと玉子焼きを入れてもらいなさいって」

親は言いました「ほんとか？」
私はこっくりうなずきました。
親は言いました「うそだったら舌ぬかれるとよ」
ぬかれてもいい、舌抜かれても口があれば玉子焼きは食べられます。
神様罪深き私をお許しくださいませ。うそつきました。♪アーメン
親は言いました「今度の日曜日教会で先生に聞くよ」
ゲッ　何て事を言い出すんでしょう　私は言いました。
「しぇんしぇい（先生）の言葉を信じられんと？」
「しぇんしぇい（先生）の声は神の声ばい」
親は言いました。
「先生の声は信じられても、あんたの声は信じられんと」
「栄養が足りんのじゃなくて頭が足りんのじゃないのかこの子は」
なっなんてこと言い出すんでしょうこの親は、神様、罪深き親を許してくださいませ。アーメン♪

私は「きっ聞くと？しぇんしぇいは、おっしゃいました、信じる者は救われる」
私はその場から逃げました。
次の日から玉子焼きだけのお弁当がず～とつづきました。
神様　もう玉子焼きは要りません。　げふっ　
試練でしょうか？
アーメン♪
今でも玉子焼きを見ると思い出します。
あさはかでした、簡単にばれました。