2014/08/05(火)14:23
早起きするも、自然には勝てず…
■利尻島で利尻岳見えず
稚内発利尻島行き第一便は朝6時半に出る。バイク乗りは自分とハーレーライダーの2人。朝から小雨模様で回復も見込めない。4,900円も払ってバイクで乗り込む奴はかなりの「もの好き」だろう。
「一周54Km」
(利尻島の周回道路は整備され走りやすい。もちろんここも時計回りで走る)
霧に覆われて利尻岳のすそ野さえ見えない。2時間で島を一周して10時半頃鷺泊港に帰着。一応わかってはいたが次の稚内行きは2時5分。港付近には人っ子一人いない。一人で土産物店やレストランに入る勇気はない。
「カップル」
(仲良く何かをついばんでいる2羽のウミネコ~利尻島の玄関鷺泊港にて)
ウミネコのカップルをうらやましがったりして時間をつぶしていたが、ふと思い出した。さっき通過した沓形港から夏期のみ礼文島行きがあったようだ。調べると11時35分発がある。時計を見ると11時過ぎ。
何とか間に合ったが、約40分で着いた礼文島も霧の中。この船は20分後には稚内に向かって出港する。バイクをそのままに、チケット売り場に行って5,120円支払って再び船上のライダーになる。
稚内に来て宗谷岬に行かない人はいないだろう。お金を余計に払って1時間15分だけ稚内に早く着いたのも、今日中に宗谷岬に行っておきたかったからだ。
稚内市内から宗谷岬までは約32Km。しかし北海道の道は市街地を除けば本土より10Km/hはハイペースで走れるので、午後3時半には宗谷岬に到着した。稚内港で14℃だった気温が、宗谷岬では10℃に下がっていた。
ここでおきまりの写真をみんな撮る。最北端の碑をバックに。確かに自分も撮った。誰もいなかったので寒さに震えつつセルフタイマーで撮った。帰る頃、また違うショットを撮ろうとしていたら、親切なおじさんが来て「写してやろうか」とシャッターを押してくれた。
「ほんとの最北端から見た最北端の町」
(ちょっとこだわって最北端の碑の裏(北)側の岩の上に立って写してみた)
別に自分は右とか左とか、セクト(言葉が古いなあ)的な考えは持たないが、この宗谷岬に「日本最北端の地」と書いてあったのには、何かひっかかるものがあった。本土を「北海道島、本州島、四国島、九州島とした上で、「日本本土最北端の地」と書くべきではないか。いわゆる「北方領土」は歴史的にも国際法上からも日本の国土なのだから。(差は少しだが、択捉島の北端が「日本最北端」)
オホーツク沿岸も走ってみたかったから、宗谷岬から東南方向に走り出す。しかし5Kmほど走った所で、霧が深くなったので稚内のホテルに向かって戻る。
天気予報は明日も雨。明日は道央への一気走りなのに大雨注意報も出ている。やれやれ、やはり人間は自然には勝てない・・・ 本日の走行距離は154.0km。