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October 13, 2005
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サブタイトル:『脳の記憶管理はDOSに習え』

私は歳を追う毎に、全体的な記憶力に変化はないが、記憶の質は向上してきたと思っている。
とはいっても、もともと質が悪かっただけなのかもしれないが、とにかく今は、必要な記憶と不要な記憶とを上手く使い分けているような気がする。


覚えない、または忘れるという事は今はその事を考えたくないあるいは思い出したくないという事だと私は思っている。

ただし、絶対に忘れてはいけないと思っていると逆に忘れてしまう事もあので、後で必要なものは覚えておこうと強く思わないと記憶として後から引き出す事が難しくなる。(忘れるを忘れていただきたい)

引き出すと言っても、よく引き出しを作ってそこに入れるという方法もあるが、私の場合はどこに何を入れたかわからなくなり、あまり有効ではなかったような気がする。

では、どのように記憶を管理するのがいいのかというと、DOSを扱うようにコントロールすればよい。DOSといっても昔KABAちゃんがいた小室哲哉がプロデュースしていた音楽ユニットではない。(爆)

マイクロソフトなどが開発したDisk Operating Systemのことである。

DOSとはご存知の通り、Windows95いや、Windows3.1もまだリリースされてなかった頃、PCのOSとして主流だった代物だ。

何かをするのに必ずコマンドをタイプしないと何も出来ない。例えばファイルをコピーするには、今のWindowsのように、『左クリックでプチッ→リリース』のようにはいかなかったのだ。
世の中便利になったものである。(かなり遠い目)

使ったことがある人はイメージしやすいと思うが、DOSにはビジュアル的なものが一切無い。あるのは真っ黒いバックグラウンドと白か緑色の文字だけである。

その状態で複雑なファイルの管理をしていたのである。
少し慣れると、PCスキルに関係なく必要なファイルがどこにあるのか大体イメージできるようになる。
たまにファイルを捜さなければならないが、自分で管理しているものであれば、だいたい見つけることが出来るのだ。

また、DOSにはフォルダがない。しかし、その代わりにディレクトリというものがある。

記憶媒体の中にツリーがあるとイメージしていただくとわかりやすいかもしれない。木にいくつもの枝が連なっている感じである。

もともとDOSも人間の脳が考え出したシステムである。
各ファイル(主な記憶内容)やディレクトリ(インデックス)に名称をつければ後で取り(思い)出しやすい。

その名称を後からでも印象深いキーワード(記憶の見出し)としてネーミングするとより効果的である。

これを記憶に応用というか脳に還元してやればよい。
(もともと人間の脳が考えたものだから還元と表現した)

例えば、大きく分けて、『ビジネス』と『プライベート』に分けてディレクトリを作る。

『ビジネス』の下に『社員や人事』、『経理』、『顧客』......など、皆さんが日頃PCのフォルダで管理しているように作ってやればよい。
また、ビジネスに不可欠な納期的なことについても、ディレクトリを作っておくと便利である。

忙しい人なら『2時間以内にやる事』、『今日中にやる事』、『1週間以内にやる事』、.....、『1年以内にやる事』........などもついでに管理してやれば、記憶だけでなく、目標の整理もできてしまう。
記憶だけでなく、脳が全てを管理してくれるのだ。

今のWindowsをイメージしてもいいのだが、私の場合はシンプルなDOSの方がコントロールしやすい。
更に、DOSには脳が記憶を呼び出すプロセスに非常に似ている、BATCH(バッチ)というコマンドもある。
Windowsでいうとデスクトップアイコンや『スタート→プログラムファイル→プログラム名』といったところだろうか。

要は、あるキーワードをタイプ(記憶再生)する事により、必要なプログラム(記憶情報)を一発実行(回想)させることができるのである。

皆さんはエピソードや経験などの受身の記憶と、ビジネスなどの能動的な記憶の管理をどう工夫されていますか?

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最終更新日  October 13, 2005 06:56:55 AM
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