|
テーマ:仕事しごとシゴト(23701)
カテゴリ:仕事
ナースになったきっかけは?と良く聞かれる 事がありますが、それを語るとき私の場合 必ず1人の女性が登場します。 今日は、その女性のお話を… 中学の頃、引越しをした関係で、バス通学を していた時期がありました。 そのバスにいつも途中から乗り込んでくる 若くて、綺麗なお姉さんがいたのですが 毎日その彼女と逢えることがいつしか私の ひとつの楽しみとなっていました。そう… 彼女は初めて大人の女性というものに憧れた というか…あーいいなぁ、私も大人になったら ああいう女性になりたいなぁという夢を抱かせて くれた最初の女性でした。美しさは勿論の事 そのお姉さんの全体の雰囲気から漂う不思議な 魅力に摂りつかれてしまっていたのです。 お姉さんが乗った途端、バスの中が暖かい空気に包まれ るような…何だかほっとするような…まるで後光が差した ような神々しさを感じさせるその女性がこの先の病院の看護師さん だと知った時、それまで漠然と思っていた看護師になりたいと いう将来の夢が私の中で決定的なものへと変わりました。 白衣の天使といわれるのが、なるほどこの事かー。看護師さんに なって、私もこの人の様にこの雰囲気を自分の物として 出してみたい…今にして思えば誠に他愛の無い発想から 看護師への道は芽生えました。 私の父が生前に、入院をした経験を持ち、この時の 看護師の仕事を見て、こんなに大変な仕事は 出来れば自分の娘にさせたくは無いな、と思ったり したらしいのですが…この経緯から当然の様に反対する親の 意見を押し切って、私は看護師という職業を選びました。 あれからン十年…あの憧れのお姉さんの醸し出していた 不思議なエナジーは、結局は彼女自身しか作り出す事は 出来ない物であった事などとうに気が付きながらも 私は、今日もこの仕事を続けている訳なのですが… 結果的に私をこの道に入るきっかけを作ってくれた あのお姉さん、ご健在なら今頃どうしていらしゃる 事やら…記憶の中の彼女はあの当時の女神様のまま 時折私の元へ舞い降りてくれる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[仕事] カテゴリの最新記事
|