ペースメーカー交換手術 4・16
ペースメーカーの電池寿命がつきたために、その交換手術を受けました。その途中の経過は、あまりよくは覚えていないのですが…。手術終了後に記念に撮った1枚です。左鎖骨近くに手術の傷が残っています。部分麻酔をうって、旧手術痕を切開して、古い機器を取り出し、新しいそれにリード線を付け替え、埋めもどすという作業なのかと…。なにやかやと1時間あまりを要したようでした。意識ははっきりしておりまして、手術の進行段階もおおよそのところは推測できました。途中で、たぶんリード線を外した時点なのでしょう、自力での心拍数が告げられていまして、30回ですと…。遅すぎでしょう。機械的に刺激せねば血流を保てないレベルです。機器を抜き取るときと、それを埋め込むときが、手術の苦痛としては、やや厳しかったかな? たぶん、それが体の組織と馴染んでしまい、簡単には抜けてこないので、医師は苦戦していたようです。逆に、埋め込む際には、機器のサイズに合わせた袋状の切れ目にそれを挿入するのですが、その際に、内部に空気を残せないはずで、そのための処置が慎重におこなわれていましたですね。手術後に、ゆっくると歩いて病室まで戻ることは可能でしたが、看護師はそれを許さずに、車いすの移動となったのでした。入室時も、同様の移動方法でしたですね…。この乗り物には、初めて経験しましたが、予想外の早さを感じました。若い看護師さんで元気がある方だったからかも…。退院は翌日の正午ごろでして、その直前の医師の回診では、経過も順調で問題なしと診断されたためでした。執刀医をはじめ、検査技師や看護師のみなさま、大変にお世話になりありがとうございました。退院とはいえ、テニスのプレイは少なくとも1週間は控えるようにとのお告げを受けたのでした。傷口が開いてしまわないための用心ということでして…。また、シャワーはよいのですが、入浴もしばらく止められております。それにしましても、以前の機器は、かなり長持ちしたと云えそうです。14年8ヵ月間も稼働しつづけたのですから…。当初予想の約2倍の長さです。新しいそれが、同様の電池寿命を保ったとしますと、わが年齢がそれに追随できるのかな? 先のことは、だ~れもわかりません…。アメリカ製の高価な機器を使わせてもらっているのですから、多少なりとも、世の役に立たねば、申し訳ないの気分ですね…。