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工藤 慎太郎

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2005.12.21
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カテゴリ:日常
天という言葉をご存知でしょうか?

戦国時代の日本では「天下統一」とか「天下一」とかいうように使われていたそうですね。

私は「天下」というのは、あまねく天の下という意味だと考えています。

もともと、この「天」という概念は、中国の古代王朝の周(しゅう)という国を建てた民族が持ち込んだものらしいです。
それまでの中国では「帝(てい)」という祖先神みたいなものを信仰していたそうです。

周王朝によって「天」の概念が導入され、いま(昔から)の日本に伝わっていようです。

さて、この「天」。これは古代の信仰の用語ですが、いまでも残っています。
古代周王朝の人々が考えていた「天」を、現代日本に生きる私が少し言い換えます。

「我々が住んでいる宇宙を含めた総ての存在」

これを「天」と言い換えてもいいように考えます。

キリスト教などの一神教の用語を借りれば、すなわち「神」ということになるでしょうか。

なぜ今日はこのような宗教問答とも受け取られかねないことを書いているのかと申しますと、いまの私は「天」によって生かされていると、強く感じているからです。

断っておきますが、気が狂ったわけではありませんよ。
さきほど、深く感得するところがあったのです。西洋の言葉でいうと“インスピレイション”ということになるでしょうか。

今日のタイトルにも書きましたように、「天に愛されている」と深く感得した私が、ここにいるのです。


いまの私には、とても深く親しくお付き合いさせていただいている方がいます。その方のことを、とても大事に想っています。

詳しい事情を書いてしまうと、その方のプライバシーを侵害してしまいますので、ここでは書きません。とにかく親しくしているひとはがいるのだとだけ、お知りください。

その方が、とても言い表せない困難な状況に陥っています。
(ここでもピントをぼかすために、曖昧に書いています)

そのことを間接的に伝えられて、私もとても苦しい気持ちになりました。
これでもうつ病患者の端くれですから、人様の痛みを、あたかも自分のものであるように感覚できるようになったことが、この病気にかかった“利点”でもあります。
ひとつのシンパシィの能力と言ってもいいでしょう。

とにかく相手も苦しい、それを知った私も深く悲しい、そんな状況です。
ちょっと前までの私なら、そのような苦しい自体からは逃げ出していたことでしょう。

でも、いまは違います。
その事実を、真正面から受け止めたいと願っています。
ですが、心持ちはどうであれ、苦しい状況に変わりはありません。

実は先ほど途方に暮れて、呆然としていました。
そこに天啓が来たと言っていいでしょう。

「天に愛されるもの」

それはこの私、慎太郎です。

しかしこれは、天に与えられた試練でもあります。
(実はこの日記を書いているときにあるメールが届いて、自体が急変して警察のお世話になっています)

いくら苦しくてもいいです。この試練を乗り越えられますように。
そして、天からの愛情が、たくさんの人々に降り注ぎますように。






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Last updated  2005.12.21 23:02:34
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