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カテゴリ:古武術 八卦掌 太極拳
大暑
一年で最も蒸し暑い四之気に突入です。 庚子年もいよいよ下半期。大暑から主気客気ともに太陰湿土です。三伏の養生においては、「開鬼門」(寒熱湿邪をため込まない)に重点を置きます 庚子年は、もともと「金生水」ですが、特に天体の影響(特に月)が大きいため、「水気旺」の年です。 人体では、「毛穴が塞がりやすい」傾向があるので、「鬼門を開く」ことで、内外の通り道を開いておく必要があります。 ということで、ひさびさの師匠宅での居合稽古。 今日は剣術の稽古も行いました。 まずは木刀。 掌やわらかく、決して握らない。 流れるように動き、決して居つかない。 身体の記憶は素晴らしい。 できていなかった動きが徐々に体感で動けるようになる。 要は、回数ではないということ。 正しい動きを知らずして回数を重ねても、体は正しく動いてはくれない。 静かに、丁寧で、繊細な稽古の積み重ねが、技を磨いていく。 抜刀と納刀。 刀に意識を乗せる稽古。 古希を迎える師匠。やはりカッコいいです。 剣術実践。 間を詰める。 斬る。 「間を詰める」という言葉の本当の意味は、一人の型稽古では決して得ることはできない。 斬る斬られる瞬間に、防御の反応するなんて…。 師匠は0.2秒でやれと言う。 ちゃんばら映画やCG技術によって、如何様にも操れる場においては可能な技。 実際に生身で体現するとなると、その難しさは半端ない。自分に実現できるとは到底想像もできない。 しかし、ゆっくりではあるが、師匠を斬りまくっていくうちに、難しさが面白さに変わる。 稽古中に、私は何度斬られただろう。 極意とはそう簡単には得られないもの。 だから、追求することが面白い。 今日は、朝から太極拳の稽古として、站椿功を行ってから、刀の稽古を行い、良い汗をかきました。 身体の痛みも消えて、身も心も清々しい。 余談ですが、今年1月北京での八卦掌協会の団拝会にて即興でやらされた八卦掌の演武の際に、左の穿掌で肩からブチっという音とともに痛めた左肩甲骨は半年経った今でも治っていません。 最近なんとなく調べて見て、腱板断裂かもと疑い始めました。いつかMRIで検査してみます。 痛み、すれるようなごりごり音、麻痺があるので、可能性は高いです。 稽古中は痛みは感じませんが、稽古が終わると、体が悲鳴上げてきます…。 でも、不思議なことに太極拳をすると、痛みは軽減します。 怪我をしたことで、力まずに動く研究ができそうです…。 しかし、このままで治る見込みはあるのだろうか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年07月22日 20時48分31秒
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