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カテゴリ:古武術 八卦掌 太極拳
自然の摂理に基づいて修行をすること。
これに尽きる。 道家の修錬は、段階がある。 動功と静功。 太極拳と八卦掌は、動功に属する。 師曰く。 太極拳はさらに分かれて、戦場においての武術と養生の吐納の二種類。 八卦掌は、道功→武功→武術と難度が上がる。 入門の段階では、「走圏」を最低一年は行うこと。八卦の配置、東西南北は正確に行わなければならない。 「火生于木、禍発必剋」(陰符経) 「帝出乎震」(易経) また、雑談の際に、こう語る。 「八卦掌の走圏のエネルギーは大きいので、大きな樹木、老松の周りを歩くのが良いだろう。細い樹木は、その力に耐えきれず、死んでしまうから。」 そのエネルギーはどんなものか。超スローモーションの台風を想像してみるといいかもしれません。 スローとはいえ、その風のエネルギーは起こっていますから。 6年前、北京の公園で毎日1時間走圏をしていました。 この細い木は私専用の木。すらっと細くて女性的なので、気に入って、5年間ほぼ毎日稽古をしていました。 が、この後、枯れて死んでしまい、撤去されました。 雪の日も…。 そういえば、日本でも、近くの公園で八卦掌の稽古をしていましたが、走圏の部分だけ、草が生えてきませんでした。 もしかして、私のせい???だったのかも…。 冬から春になり、夏になると、雑草がたくさん生えてきます。 この部分が走圏をしていた場所です。この場所から左に向かって太極拳をしていました。 なぜか走圏のところに、草が生えてこないなあ…なんて。 師の説明で、納得しました。 ゆっくりですが、時間をかけて身体を養わなければなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年09月03日 22時54分45秒
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