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早いもので今日から「師走」だ。例年であれば当職もそれなりに忙しいのだが、今年に限っては、(個人的にも色々あったもので)年末にやらなければならないことを、結構前倒しでやってしまっている。従って、例年と比べるとそこまで殺人的な忙しさという訳でもない。 さて、毎年この時期になると思い出すのが、ずうずうしい元友人だ。大学時代に知り合ったAという元友人は、最初は気の良い人間だと思っていた。ただ、別にアルバイトをしているわけでもないのに、学生の癖して、やたら豪華なフランス料理屋とか、寿司屋、蕎麦屋に出かけたがるのが不思議だった。当職が大学生の頃、首都圏の大学生の間ではやたら海外旅行に行くのが流行っていた気がする。もちろん、そのカネは自分でバイトして貯めて、格安航空券で海外に行くのである。ちょうど、格安航空券のベンチャー企業が複数存在していて、当職らも、下手したら国内旅行するよりも安い料金で、台湾とか韓国とかに行けるということに夢中になったものだ。ご他聞に漏れず、Aも海外旅行大好き人間になっていた。 ただ、一つ問題があるとしたら、Aは大学を卒業しても就職せず、そのくせ学生時代のノリで、やたらと海外旅行には行きたがるという点だった。当職は会計士補になってから仕事が忙しく、暫くAとやや疎遠になっていたが、監査法人の繁忙期が終わってから少し時間が取れる時に、学生時代の仲間とヨーロッパに行こう、という話になった。折りしも12月のことだ。 ところが、Aが航空券を手配した後で、当職に対し、Aのチケット代の立替を要求された。Aの手配した航空券は、料金後払い型のものであり、しかもキャンセル不能で、○月○日までに支払わなければ100%の違約金が発生する、というタイプのものであり、やむなく当職はAの分を立て替えることになった。 この立替事件が発生して以来、一応Aらとヨーロッパ旅行はしたものの、やはり感情的にしこりが残ってしまい、それ以来Aと一緒に旅行に行くことはなかった。ちなみに立替金は、満額で戻ってきた訳ではなかった。ただ、この事件は当職に対して貴重な教訓を与えてくれた。それは、 どんなに親しい友人でも、金 の 貸 し 借 り は す る な ! という教訓だ。当職はその後、Aとのコンタクトを控え、Aとの関係は徐々にフェード・アウトしていった。ただ、その後、Aとの共通の知り合いBから話を聞いてみると、 ・相変わらず海外旅行は大好きで、友人から金を借りて海外旅行に行っているらしい。 ・自営業の実家住まいで、Bに両親との仲の悪さを愚痴っているらしい。 ・相変わらず高級レストランが大好きで、食べ物のブログを更新しているらしい。 といった近況を伝えられた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 教訓としては、上記のような「月並み」なことしか書けないが、それにしても40代を目前にしてまともに就職しなくても食べていける人がいるというのは凄いことだなぁ、と思ってしまう。自営業のご両親としても、そろそろ楽をしたいのではないか?と思うのだが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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