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▼2009年の政権交代はマスゴミが主導した▼ しばしばこちらにも記載しているが、新宿会計士がブログを始めたきっかけは、2009年の衆院選で民主党が圧勝したこともさることながら、新聞・テレビといったメディアが、特に複雑な事象を正しく報じる事ができていないという問題意識があったからだ。新宿会計士のブログに関心をお持ちの皆様であれば、大なり小なり、この気持ちに共感していただけるだろう。2009年の衆院選で民主党に投じた人たちは、2008年のリーマン・ショック後に麻生太郎政権が金融危機対応として何をやったか、正確に理解していないだろう。それは当然かもしれない。マスゴミが麻生政権の功績を正しく報じていなかったからだ。 2009年8月12日に行われた、麻生太郎総理大臣と鳩山由紀夫民主党代表の対談については、ウェブでまだ映像が残っているはずだが、新宿会計士もそれをリアルタイムで閲覧。およそ1年半後に議事録の形でこちらのサイトに公表しているので、是非、ご一読賜りたい。2009年8月12日といえば、自民党が惨敗した衆院選の3週間前だ。この時点で、民主党の党首・鳩山由紀夫が、いかに支離滅裂な人間であるかを見抜けなかった有権者こそ、万死に値する。全ての国民に対して真摯に謝罪して欲しい。 ■2009年8月12日の麻生総理の主張~資料集 2011/01/19(水)号~ ■2009年8月12日の鳩山民主党代表の主張~資料集 2011/01/19(水)号~ ■2009年8月12日の麻生氏に対する鳩山氏の質問~資料集 2011/01/19(水)号~ ■2009年8月12日の鳩山氏に対する麻生氏の質問~資料集 2011/01/19(水)号~ ただ、この対談自体、ノーカットで報じたテレビ局はなかったし、新聞等もきちんとこれを報じていない。当時、インターネットを通じて自ら情報を取捨選択できる人間でなければ、この対談自体にアクセスできなかったのだ。あれから4年経ち、スマートフォンなどが普及してくる中で、少しずつ有権者の間で、新聞やテレビを経由しないで情報を入手する事が増えてきているようだが、当時は新聞とテレビが報じなければ、有権者の大多数は重要な情報にアクセスできないという事態が頻発していたのである。 ▼最後の既得権益・マスゴミ▼ ところで、新宿会計士の持論は、戦後体制の中で既得権益は次の三つだというものだ。 ・政治 ・金融 ・マスコミ <政治> この三つの領域は、戦後の自由主義経済体制の中で、例外的に独占競争が認められてきたのだと思う。有力な野党が存在しないため、自民党一党独裁体制が1955年から1993年まで38年間続いたのはその一例だ。 しかし、バブル崩壊以来、日本全国が古い既得権益に堪えられなくなる中で、まず自民党一党独裁体制が崩壊。1993年以降今日に至るまで、単独政権となったのは小渕政権の一時期に限られている。それ以外の時期は、自民党は下野しているか、他の政党と連立政権を組んでいるか、そのいずれかだ。既に自民党の既得権益は消滅しており、自民党単独政権に復帰できるとしたら、どんなに早くとも3年後の参院選を待たねばならない。 <金融> その一方、金融はどうか?「大手行」と呼ばれる存在は、20年前時点で20行ほどあった。しかし、護送船団方式で守られてきた金融業態も、1990年代後半から2000年代前半に掛けて、経営破綻や業界再編が相次いだ。その結果、現時点ではこれらの大手行は3メガ(三菱UFJフィナンシャル、みずほフィナンシャル、三井住友フィナンシャル)を初めとするいくつかのグループ等に再編されている(3メガ以外には、りそなホールディングスや三井住友信託銀行、新生銀行、あおぞら銀行など)。地銀・第二地銀・信用金庫・信用組合等もこうした再編とは無縁ではいられず、今日でも、地域金融機関では経営統合が相次いでいる。 <マスコミ> ところが、これらの二つの領域と異なり、未だに業界再編自体が行なわれていない業態が残されている。これこそが正に、「マスゴミ」と称して当職が舌鋒鋭く批判する、マス・メディア業界なのだ。 新聞は概ね全国紙5紙に各県1~2紙の地方紙が存在。朝日・毎日・中日(※東京)という「三大侮日新聞」は、部数を落としているとはいえ健在だ。これに加え、経済・市況については日経がほぼ独占しており、不正確な記事を垂れ流している。テレビは5大系列局体制の下で東京にキー局、大阪と名古屋に準キー局が置かれ、電波利権の元で新規参入が厳格に制限されており、既得権益にアグラをかいたフジテレビが韓流ゴリ押しを行なって視聴者から総スカンを食らうという事件も発生した。さらに、NHKは国民の血税とも言うべき受信料により日本を貶める番組を作りまくっている。 すなわち、日本がこれから対処しなければならない最後の既得権益は、正にマスゴミ、なのである。 ▼マスゴミの断末魔▼ ところで、新聞とテレビが結託して、自民党を政権から引き摺り下ろしたのが2009年の衆議院総選挙だった。このように、従来であればマスゴミが「報道しない自由」を駆使して、政権与党を引き摺り下ろすという影響力を行使することができていた。しかし、残念ながらそのマスゴミの神通力も剥落し始めている。 スマートフォンの普及は、人々の情報に対する接し方を根底から変えつつある。それに、2009年の総選挙でマスゴミを信じて民主党に投票したお馬鹿な有権者は、そのことによって酷い目に遭っているから、それに懲りた人たちは、投票自体をしなくなったのだ。 政治も変わり、金融も変わった。まだ変わっていないのはマスゴミだけだが、インターネットの普及は、既得権益にアグラをかいてきたマスゴミに、経営の再考を突きつけているのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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