糞考。
前回の日記「ウン考」を踏まえなくてもいいです。うんこを踏むとつらいので…というのはさておき、今回は似て非なる話。目糞、鼻糞、耳糞という表現が日本にはありますね。想えばこれも意味深くてね。皆さんは便秘が続くと糞はどうなると思いますか?腸にひたすらたまると想像しがちですが、そんなことはありません。たまった糞(の成分=毒)は大部分大腸で吸収されて血中に溶け込み、再び身体をめぐる旅に出ます。そして、黄色い尿はもちろん、口臭(呼気)、体臭(汗)、目脂、鼻汁、にきび、粘度の高い月経血などに含まれて、形を変えて噴き出すわけです。(あぁ、これ絵本にしたらおもしろいかも。「ウン子の旅」とか。もうあるのかな?)ここまで書けば勘のよい方はお気づきでしょう。そうです。目糞、鼻糞、耳糞…香りはせずとも、糞の成分が含まれているのですよ。形を変えた糞ということもできる。目糞=目脂というくらいですから、脂毒が主ですけどね。私も飲み会で揚げ物など食いたくった翌日には目糞がようけ出ています。目糞、鼻糞、耳糞…言葉を考えた人がそこまで解剖生理学に長けていたかどうかというと怪しいのですが。むしろ知らずに雰囲気でつけたところ、やっぱりそうだったのね、というのが素晴らしいと思います。センスですね。ネーミング・センス。