知ってる…。
『こんにちは。』小出恵介似の彼がいつもの笑顔で出迎える。「ランチはまだ大丈夫?」時刻はまもなく午後2時になろうとしていた。『テラス席は空いてるんですけど…。』なぜか浮かない顔で席に案内される。昼間からワインを飲み、はしゃぐマダムたち。本当に酔ってるのか、酔ってるフリなのか?やたらギャルソンに絡み、ついにオシリを触る。あわてた彼がバランスを崩してしまった。「小出くん、危ない!!!!」倒れる彼に無意識に声をあげてしまった。「たぶん小出という名前じゃないと思う。」と、マイメロが小さな声で私に言った。