～Choreographer☆Kanammy's site～　　この扉見つけた毎日。

山田卓先生を偲ぶ会

日本振付家協会の会長、【山田卓さん】が11月に亡くなられ、本日、東京會館にて“偲ぶ会”が行われました。 着いた途端、天海祐希さんが目の前に。 いつもお世話になっている三浦亨先生が献花のお盆を持っていらっしゃるは、 各大御所振付先生いっぱい、お出迎えの小柳ルミ子さんを始め、鳳蘭さん、川平 慈英さん、西城秀樹さん、細川俊之さん．．．．、 ドラマの撮影現場とは違ったステージの面々。 殆どが宝塚の同窓会のような状態の中、 まだ上京もしていなかった頃、.....というより、まさか自分が転職して東京へ出るなんて思ってもいなかった頃に、 山田卓先生が 実は【とてつもない程、雲の上の方】だったと存じ上げ無かった頃、 そんな先生に出会えていた事実に、 改めて驚いていた。 静岡市が[市政100周年}を迎えた年に、静岡市は“子どもの為のミュージカル”オリジナルミュージカルを創った。 保育士だった私は、 この【出演者募集】のお知らせを、夜勤明けの朝、自分の長座の膝上にスモックを着た乳児院の子どもを2人位乗せて見ていたテレビから知る事になる。 趣味でダンスを習っていたし、“子どもミュージカル”という点が、 「な～んか楽しそう!一生の思い出になるかも。子どものだし、これ、受けた～い(*^o^*)。」 とテレビ静岡に、「何歳でも受けられますか？子どもミュージカルとありましたが大人の役はありますか？」と電話した。 まさかこれが、 そう易々振り付けてなんて頂けない、天下の山田卓先生に出会える事になろうとは。 キャッツを始め、 宝塚や、紅白歌合戦、多くのレビューや、 分かり易いところでは、少年隊の「君だけに」など、 増してや、今現在大御所振付先生の方々の更に先生な訳で、振付家協会会長(☆o☆)。 だった。 だった....と、 何故にだったという言い方かと言うと、 上京後に、ダンサーとして業界に足を踏み入れた後、卓先生にお会いする度、徐々に、 あれ:*:・(￣∀￣)・:*:？ ホントに恐れ多い方に、素人時代に振り付けて頂いていたのねっっっ それは、失礼な程、 ジワジワ じわっと、 思い出すだけでも 目をパチパチしてしまう事実だった。 うひゃ～～～～。 “ただの静岡市民”だった私に、毎年必ず年賀状を下さり、 10何年もこんなに小さな縁を、“いいやいいや”にしないでいて頂いた事に、そんな先生の姿に常に心からありがとうございますと思っていました。 若若若輩者の 少しだけ振付をやらせて頂く場所におじゃまさせてもらった私にとって、 年賀状で卓先生に「振付をやらせて頂くようになりました。」とご報告出来た事は、 本当に信じられない程確率の少ない事だったんだと、 今日改めて感じていました......。 ステージを踏むスターさん達が、この会に、いっぱい先生にありがとうを伝えにいらしていました。 保母さんの時に、東名バスで4時間かけて、東京や名古屋に出かけて見ていたキャッツ。 都内のシアターでも何度も観た作品を創られた方だとちゃんと実感せずにご指導頂いた、静岡市子どもミュージカル。 その時アシスタントに来て下さった西田先生から、 「いくつか行った市民ミュージカルの中で、静岡市子どもミュージカルが一番心に残っている」と先生がおっしゃっていたのよ、私も。と伺って、私は胸がいっぱいになってしまった。 保育士をしながら、夜勤の後も徹夜明けでリハーサルしながら全力で頑張って向かったあの本番。 仕事もミュージカルも全力過ぎて打ち上げの後倒れて、ドキュメントで追っていた自分が映ったそのテレビ番組を、私は入院先のテレビで見た....。 その頃は、 まさか、「卓先生を偲ぶ会」に呼んで頂く人生になるとは思ってもいなかったけど、 足を踏み入れてしまった今、 卓先生のように、東名バスでわざわざ足を運んでもらえる素敵な作品を目指したいです。 卓先生。改めまして、ご一緒させて頂いた何て光栄な貴重な時間、、、感謝致します。凄すぎました。ありがとうございました。 そしてこれからも天国からのご指導をどうぞ宜しくお願い致します。 深く深く御冥福を心よりお祈り致します。