本当の戦犯は誰なのか・・・
クリックしてくださると、とっても嬉しいです! 終戦記念特別ドラマ『真実の手記BC級戦犯加藤哲太郎-私は貝になりたい』を母と観ていました。 母方の祖父は、終戦時は陸軍憲兵少佐でした。 そして祖父はB級戦犯に指名され、戦勝国に裁かれる前に自刃して果てました。 享年38歳、母は当時8歳でした。父方の祖父と母方の祖父は、戦前からの友人同士でした。 父方の祖父は海軍中佐で、陸軍将校と海軍士官の違いはあっても、二人の祖父には共通点が多く、例えば、二人はともにアメリカ在住経験があり、JAZZやバイクが好きで、愛車も同じインディアン(現在のハーレーダビッドソン)。 二人とも、日中戦争を憂い、英米との戦争にも反対の立場を堅持していたといわれています。 おまけに、流石に"わだつみ判官の祖父たち"だけあって、愛煙家で珈琲党、そして書や絵画を愛し、祇園のお座敷遊びが大好きな二人だったそうで、やはり私には"祖父たちの血"が脈々と流れているのでしょうね・・・ 戦後、東京裁判では、5,700名の将兵が、BC級戦犯としてに裁かれ、そのうちBC級戦争犯罪人として処刑されたのは935名。 東京裁判では、戦勝国がまるで復讐するかのように日本側の将兵を一方的に裁き、その戦争責任を問う裁判でした。 そこには勝者の解釈が働き、敗者やその家族の声は、決して届かないものでした。 原爆や東京大空襲などを行なった罪は、永久に問われることはなくて良いのでしょうか。 戦争とは、こうして多くの人々の未来を奪い、その家族の運命までもを狂わせたのだと思います。祖父たち、BC級戦犯は本当に裁かれるべき人だったのでしょうか・・・ 本当の戦争責任とは、いったい誰にあるのでしょうか・・・『私は貝になりたい』を観たあと、私と母は仏壇の前で、二人の祖父の位牌にそっと手を合わせ、二人の祖父が好きだった珈琲を飲みました。 クリックしてくださると、とっても嬉しいです! ●心が疲れたとき、一杯の珈琲があなたを優しく癒してくれます●