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散々「クリント・イーストウッド」監督の映画について、恥かしげもなく語ってしまったが 「C・イーストウッド」が、一気に世界にその名を轟かせた映画がこれ「荒野の用心棒」だ 1964年、今から45年も前、当時は無名のイタリア人監督がスペインで撮った、日本の侍映画を西部劇風にリメイクした、如何にも胡散臭い企画の映画だった その上、この映画の舞台はニュー・メキシコ国境の町サン・ミゲルだから、更に、ややこしい 「セルジオ・レオーネ監督」も、アメリカで公開したときには、イタリア人名を伏せて 「ボブ・ロバートソン監督」になっている 主役も一流俳優は使えずに、当時テレビ・ドラマ「ララミー牧場」で人気が出てきた新人の アメリカ人「クリント・イーストウッド」が、抜擢された 相手役の悪役「ラモン・ロホ」(ジャン・マリア・ボロンテ)はイタリア人だし 囚われの身の人妻「マリソル」(マリアンネ・コッホ)はドイツ人である その他の脇役陣も、一癖も二癖もありそうな悪人面ばかりだから・・・・・ そして、主役の一人と言ってもいいバック音楽は、イタリア人の「エンニオ・モリコーネ」 いきなり、赤地に黒で、馬に乗るカウボー姿がシルエットで映るタイトル・バックに あの、口笛と太鼓の独特の曲が流れて、スタートするんだ 黒澤明監督の用心棒では、三船敏郎演じる「桑畑三十郎」、山を越え町に入ってくると 犬が手首を咥えて道を横切るんだけど・・・・・ C・イーストウッド扮する「ジョー」も、荒野を越えて町に入ると、小さな子供が道を横切り家に入ろうとすると、大人に拳銃で追い立てられるんだ・・・・・ なんだか不穏な町なんじゃねーの・・・・って、このワンショットで見せるんだ 物語は、特に具体的には書かないが、二つの悪のグループを、双方にけしかけて両方を潰してしまうという内容なんだけど、何十人いたのか、全員を、お互いで撃ち殺しちゃうんだ 延々と続く射殺するシーンは、今見ると「なんだかねー」と、感じるんだけど・・・・ 若者だった頃観たオイラは、随分スッキリ・スカッとした思い出が残ってる 晩年のイーストウッドが自作の映画で暗に懺悔する意味が理解できるのです 黒澤映画の用心棒のラストシーン、三船敏郎と仲代達矢の決闘シーンが、どのように リメイクされたのか? 実に見事で格好いい、ダイナマイトを爆発させ白煙が充満する街角から現れる ポンチョ姿のイーストウッド、ライフルで狙い撃ちするラモーン 「どうした?心臓を狙うんだラモーン」 当っている筈なのに倒れない・・・・・なんと、○○が・・・・・ そして又、荒野に、馬に乗って去ってゆく後姿に痺れたのです ・・・・・・・・・・・・・・・ 今日の花は近状の家の庭に咲いていた「カンナ」 オイラ的花言葉:若い時の数々の体験を、晩年に生かせる人になりたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月13日 18時14分02秒
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