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本書は、巷で「本が売れない」理由として、読書離れしてるからね、という一般論に対し、冷静なツッコミを入れたものです。
数10年間読書離れした結果として、本が売れていない旨の風潮がありますが、そもそもデータ的には読書離れは進んでいないそうです。町の小さな書店が潰れているとすれば、大規模店舗に買いに行く人が多くなった、ネットで買う人が多くなったためだそうです。 また、ブックオフのようなこぎれいな古本屋が増え、古本=劣化した本というイメージもなくなり、新品を買う必要がなくなったこと、また、根本的に収入が増えないので、本を買えず図書館で借りる人も多いようです。 ただし、実際本の売れ行きは年々下がっています。つまり、これは単に本というよりも収入、出版業界というより日本経済的なものが影響しているということです。もちろん、少子化により年齢の分布が変化し、結果として購買層が偏り、特定分野の本の売れ行きが縮小しているということもあります。 出版業界は、定価でしか売れないので、売り方の工夫が難しいそうです。また、取次という問屋があり、直接出版社が本屋に卸しているわけではありません。中間のマージンがあるので、本の単価も上がっています。 しかしながら、近年直売する出版社が出てきたり、取次が本屋を買収したりと変化が起こっています。 私もこの手のブログを書いているぐらいですから、結構本好きですので、変わらないクオリティで本が安く出回り、出版業界が活性化すればいいなと願っています。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】「本が売れない」というけれど [ 永江朗 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月09日 23時18分04秒
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