小型GPSデータロガーを使ってみた
少し前から小型GPSデータロガーを使っている。今回購入したのは、 USB i-gotU(GT-120)トラベルロガー である。 GT-120 寸法 44.5 x 28.5 x 13mm 重量 20g チップセット 内蔵SiRF StarIII 低出力チップセット アンテナ 内蔵型 GPSパッチアンテナ 電池 内蔵型230mAhリチウムイオン電池 LED インジケータ 青色 & 赤色 コールド・スタート < 35 秒 ウォーム・スタート < 35 秒 インターフェース接続 USB 1.1 動作温度 -10 °C から + 50 °C 耐水性 はい ▼製品仕様 ・ログポイント: 最大64,000ポイント ・ログ間隔: 1秒~1時間 ・稼働時間: ログ間隔によって変わり、ログ間隔1秒なら10時間 測定精度は、以前私が使っていた Garmin Forerunner 305 と比べてほぼ同等である。まあ、同じチップセットSiRF StarIIIを使っているのだから当然なのだろう。計測開始直後時や、GPS信号が補足しにくい場所では精度が落ちるてしまうのは仕方のないところだが、良好に稼動しているときの精度はまずまず満足できる範囲だと思う。 しかし、同梱ソフトで表示される移動ルート(軌跡)には不満が残る。ログ間隔1秒でデータ取得しているにもかかわらず(キロ5分~キロ10分の移動速度なら3.3m~1.7m間隔のはず)、短くても数10m相当の折れ線で図示される。大縮尺で見ると、道路からかなり外れた軌跡になってしまう。データ取得が1秒間隔ではないのではなかと疑ったが、データをエクスポートして、カシミール3Dというソフトで軌跡を表示してみると細かい揺れのある軌跡になるので、生データは確かに1秒間隔のようである。同梱ソフトで表示するときは、これを勝手に数10mの折れ線で近似するようにデータ加工しているものと推測される。 同梱ソフトは3つある。@trip PCは、ディジタルカメラで撮った写真にGPS情報を自動的に追加し、旅写真をGoogleマップ上に位置づけしてくれるソフトウェアである。 Sports Analyzerは、スポーツやアウトドア活動の分析に活用できるなツールである。地図上に移動ルートを示し、横軸に距離・時間、縦軸に速度・ペース・高度を示すグラフを描いてくれ、全体の活動の平均速度や最大速度、高度差や積算高度差などを書き出してくれる。 もう1つは、i-gotU GPS LoggerをPCに接続して使うことで、ディジタル地図上に現在の位置を表示するWhere I Am というソフトである。当分は、私はこのソフトを使う機会はなさそうだ。 GPS Logger の装着&取り付け方として、上向きにしてできる限り空の光に当たるようにし、バックパック/バッグまたはポケットの中は駄目、下向きも駄目と書かれている。結構携行の仕方が面倒だなと思ったが、ポケットやウエストバッグに入れ、どの面が上を向いているかもお構いなしという使い方をしてみたが、概ね良好だった。空に向けることにそう気を使わなくても大丈夫そうだ。