ホームメイドの資材紹介 ~Home Made~

2020/02/08(土)12:28

急に寒くなったからか?

自然素材・摂理を考えた施工(361)

こちらは、プライジェム(Ply Gem)製シングルハングを室内から 撮った写真です。 6年前に当社で新築施工させて頂いた輸入住宅ですが、当時としては 最新の遮熱・断熱の両方の機能を持ったトリプルガラスを採用しました。 ペアガラスの場合は、熱反射の問題がある為、どちらか一方のガラス にしかLOW-Eのコーティングを施すことが出来ません。 ですから、夏に重点を置く東海地方では、外側のガラスに遮熱のLOW-E を採用したペアガラスを用います。 でも、トリプルガラスの場合は、中央にガラスが1枚入って内側と外側 にそれぞれ空気層を作ることが出来ることから、両面のガラスにLOW-E コーティングをしても熱反射することがありません。 その為、ダブルLOW-Eを採用したトリプルガラスは、夏は太陽光の遮熱 とエアコンの冷気の保存を、冬は外の冷気の遮断と暖房の持続の両方を 実現出来るのです。 今回のガラスのクラックは、朝起きたら突然割れていたということですから、 最近急に寒くなったことで、急激な温度変化によるガラスへのストレスが 生じた為ではないかと考えています。 自然現象による、いわゆる「熱割れ」が原因ということかも知れません。 プライジェムの樹脂サッシの場合、上窓(アッパーサッシュ)の不具合 であれば、ハメ殺しとなりますからガラスの防水処理を施工する際は 外部足場が必要ですが、今回は下窓(ボトムサッシュ)のガラスの 不具合ですから、建具を外してガラスの交換や防水処理をすることが 可能です。 そういった意味では、余分な費用を抑えることが出来て、不幸中の幸い と言えるかも知れませんね。 ペアガラスは、何かものが当たった状況でなくても、温度変化に よって破損することもありますから、注意して下さいね。 これは、どんな複層ガラス・サッシでも避けることは不可能です。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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