しいたけ村の四季
しいたけ村の薪の木林(コナラ林)はすっかり落葉し、初冬の装いになった。これから来る厳しい冬を乗り切る準備をしているのだろうか、厚く積もった落ち葉の上には野ウサギの落し物やキツネ、タヌキの餌を探した痕跡が多く見られるようになった。 林内のあちこちに残るニシキギの実。初冬の弱い光を集め、まるでクリスマスのイルミネーションのように暖かく輝いている。 コナラの枯れ枝に発生したばかりのキクラゲ。きのこ類は寒さに強いが、特にキクラゲは暑さにも強く年中林内で普通に見られる。 林内の意外なところで発見した開きすぎて巨大化したナメコ。(実は意外でも何でもなく、この前のクリタケと同様数年前にホダ木を置いたのをすっかり忘れていた。発見されるまでは、毎年寂しく朽ち果て、昆虫やバクテリアの有難い食料となっていたことだろう。しかし、きのこにとってはそのほうが自然だったのかも…。)