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カテゴリ:こんな事、あんな事。
一昨日は接客もあり、久々に深夜まで外でお酒を頂きました。お陰様で、朝からふらついておりまして、メールチェックとリンク頂いている方のブログを拝見しただけで、仕事に出掛けてしまいました。(自業自得なんですけれど…。面目ない。)私の良く行くお店(越谷市の「今より亭」さん:東武越谷駅東口より3分)は一人でも歓迎してくれる有り難いお店です。イタリアンから無国籍まで幅広く料理を提供してくれ、我が儘もたまに聞いてくれるフードバーです。お酒もベルギービールを筆頭にマスターのお気に入りを数多く用意して、私を誘惑いたします。(この位宣伝しておけば、何か良いこと有るかもね。可愛い女将に約束してるしね。^^;)
さて、閑話休題。先日、「安心・安全」でトレーサビリティーについて触れましたが、内容のコメントをしていませんでしたので、私なりの考えをお話しいたしたいと思います。 トレーサビリティーは、正しく食品業界が信用を失って仕舞うかも知れない状況下、安全面での不安要素に歯止めを掛けるべく、出て来た感があります。(大袈裟に聞こえますか?)今年の3月に幕張で行われたフーデックス(FOODEX)でも大きく取り上げられておりますので、いかに期待が大きいかが計り知れます。 食品を取り巻く色々な立場の方でも、大いに歓迎していると思っています。消費者サイドにしてみれば、生産者がはっきりしている商品を買いたいと思うのも頷けますし、小売業者サイドにしてみれば消費者から直接問い合わせを受ける事になりますから、至極当然とも言えます。流通業者も産地・メーカーとのパイプが強固になるか、他社に出し抜かれるか、それならいっそ先手を打ちたいと思っている筈です。食品メーカーも、今迄の食品クレームの全ての責任を一手に背負わされたと言う被害者意識・貧乏くじを引かされたと言う思いもあり、責任の分散には歓迎する機運があります。 唯一、難色を示していたのが、生産者サイドでした。今迄と同じモノを同じように育て、出荷していたのが、ある日を境に、出荷証明書を発行しろとか、品質・栄養成分パラメーターを調べろとか、手間も時間も費用も掛かり、出荷金額に上乗せが出来ないと言う情けない状態にあると聞きました。 所が、生産者サイドもこの時代要請を理解し、逆に売上を伸ばす手掛かり・足掛かりにし出したのです。生産地名がブランドに変わる。生産者の顔が安心・安全のマークになる。今迄、他の地域と紛れていたコトが全て生産地域毎・生産者個人毎に分けられて行くのです。しっかりとした戦略を持った方が勝ちになると言うことに気が付いたのです。未だ気が付いていない地域もありますけれどね。 例えば、福井県のある農業生産法人は、その代表者の顔のイラスト入りレトルト粥を作りました。売れているいないは分かりません、余り知られていないのではと思いますが…。でも中堅スーパー(スーパー○エツさん等)にプロパーとして売られています。 他にも、第三セクター的に法人化した農協・地域・地域支援センターなど私自身も直接交渉している地域があります。それぞれがその地域の持つ強み・特殊性を活かした生産品の拡販に従事しておられます。 まだまだ、トレーサビリティーは試行錯誤の真っ直中でしょうから、これから色々な方向性へ波及する可能性もあります。その中で「安心・安全」を確実なモノにすることは、一番大事ですが、そこから生産者にクローズアップを図り、食品業界・日々の食事そのものを支えていると言うことを再認識するべきかと思います。それに加え、新たなビジネスチャンスもこれからまだまだ色んな形で、我々の前に現れるで有ろうと思います。 次回は、「粉末パワー」と言うテーマで考えていますが、最近気まぐれになっているようで、又カップ麺かも知れません。では、ヨロシク。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 28, 2005 10:00:38 AM
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