My Big Fat Greek Wedding(邦題:マイ・ビッグ・ファット・ウェディング) 購入お薦め度★★★ ドタバタのコメディである。 どこかの掲示板で結構評判が良かったので楽しみにしていたが、 ワタシ的には、ちょっと期待外れな感じであった。 ★★★くらいかな。 冴えない30女でギリシャ系アメリカ人の主人公トゥーラが、 アメリカ人男性に一目惚れし、それをきっかけに、今まで諦めていた人生を やり直すため、カレッジでコンピュータの勉強を始める。 運良くその惚れた相手に巡り合い、生き生きとキレイになった彼女を見初め、 恋愛に発展していくのだが、保守的でギリシャが一番とおもっている 頑固オヤジを筆頭に様々なカルチャーギャップを乗り越えて、 めでたく結婚までたどり着く様子を、面白おかしく描いてある。 これは実話で、主演のニア・ヴァルダロスが自分自身の体験を自作自演した 1人芝居が映画化されたらしい。2002年のロングラン大ヒット作。 確かに笑える場面は幾つもあったが、映画としては少し物足りない感じ。 1人芝居の方が面白そうな気もする。 ギリシャ人ってあんなに陽気で、ファミリーを大切にするものなのか、 いまだにあんな保守的なオヤジが実在するのか(日本でもいそうな気はしたけど)幾ら好きな女性のためとはいえ、何もかも彼女に合わせてギリシャ人になりきる事が出来る アメリカ人男性が果たして実在するのか? などなど、疑問がいくつかあって、それがよく納得できないまま ハッピーエンド、と言う感じ。 ギリシャ人の事を良く知っていたら、もっと笑えるのかもしれない。 異文化結婚と言う事で、少しは自分が結婚を決めた時の事を思い出したりもした。たかが結婚式とはいえ、何もかも自分のやりたいようには出来ず、 ポパイに(と言うかポパイの家族に)合わせた事も、少なからずあったっけ。 幸い、我が父はあんな頑固オヤジではなかったけれど。 ギリシャ人とは言え、アメリカで生まれ育ったトゥーラが子供の頃に アメリカ人の子供たちに馴染めなくて感じた疎外感、それは見ていて、 少し切なくなった。うちの坊主たちも半分はアメリカ人と言えども、 そんな気持ちを味わう事があるのだろうか、と。 (みんなが白パンのサンドイッチを食べているのに、トゥーラだけが ギリシャ風弁当を食べている場面。息子に日本風お弁当を、 持たせるべきか否か、とわが事の様に感じてしまった。^^;) 物足りなかった原因は、主人公の存在感が薄かった事かも。 セリフもそれほど多くないし、ちょっと何を考えてるのか よく解らない感じがしたからかもね~。 家族が大事なのか、愛する男性が大事なのか、どっちやねん! と言うのがどうもハッキリしないような気がしたし。 ジャンル別一覧
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