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Tapestry

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My Big Fat Greek Wedding

「My Big Fat Greek Wedding」 4/19/2004
(邦題:マイ・ビッグ・ファット・ウェディング)

購入お薦め度★★★

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(DVD)

ドタバタのコメディである。
どこかの掲示板で結構評判が良かったので楽しみにしていたが、
ワタシ的には、ちょっと期待外れな感じであった。
★★★くらいかな。

冴えない30女でギリシャ系アメリカ人の主人公トゥーラが、
アメリカ人男性に一目惚れし、それをきっかけに、今まで諦めていた人生を
やり直すため、カレッジでコンピュータの勉強を始める。
運良くその惚れた相手に巡り合い、生き生きとキレイになった彼女を見初め、
恋愛に発展していくのだが、保守的でギリシャが一番とおもっている
頑固オヤジを筆頭に様々なカルチャーギャップを乗り越えて、
めでたく結婚までたどり着く様子を、面白おかしく描いてある。

これは実話で、主演のニア・ヴァルダロスが自分自身の体験を自作自演した
1人芝居が映画化されたらしい。2002年のロングラン大ヒット作。

確かに笑える場面は幾つもあったが、映画としては少し物足りない感じ。
1人芝居の方が面白そうな気もする。

ギリシャ人ってあんなに陽気で、ファミリーを大切にするものなのか、
いまだにあんな保守的なオヤジが実在するのか(日本でもいそうな気はしたけど)幾ら好きな女性のためとはいえ、何もかも彼女に合わせてギリシャ人になりきる事が出来る
アメリカ人男性が果たして実在するのか?
などなど、疑問がいくつかあって、それがよく納得できないまま
ハッピーエンド、と言う感じ。

ギリシャ人の事を良く知っていたら、もっと笑えるのかもしれない。

異文化結婚と言う事で、少しは自分が結婚を決めた時の事を思い出したりもした。たかが結婚式とはいえ、何もかも自分のやりたいようには出来ず、
ポパイに(と言うかポパイの家族に)合わせた事も、少なからずあったっけ。
幸い、我が父はあんな頑固オヤジではなかったけれど。

ギリシャ人とは言え、アメリカで生まれ育ったトゥーラが子供の頃に
アメリカ人の子供たちに馴染めなくて感じた疎外感、それは見ていて、
少し切なくなった。うちの坊主たちも半分はアメリカ人と言えども、
そんな気持ちを味わう事があるのだろうか、と。
(みんなが白パンのサンドイッチを食べているのに、トゥーラだけが
ギリシャ風弁当を食べている場面。息子に日本風お弁当を、
持たせるべきか否か、とわが事の様に感じてしまった。^^;)

物足りなかった原因は、主人公の存在感が薄かった事かも。
セリフもそれほど多くないし、ちょっと何を考えてるのか
よく解らない感じがしたからかもね~。
家族が大事なのか、愛する男性が大事なのか、どっちやねん!
と言うのがどうもハッキリしないような気がしたし。




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