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Tapestry

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LOST IN LA MANCHA

「ロスト・イン・ラ・マンチャ(LOST IN LA MANCHA)」 2005-03-07


「未来世紀ブラジル」や「12モンキーズ」のテリー・ギリアム監督が、

情熱を傾けて挑んだ、幻の映画「The Man Who Killed Don Quixote」の

「アン・メイキング」ムービーがこの「ロスト・イン・ラ・マンチャ」である。


もちろんノンフィクションであり、監督がいかにこの映画に思い入れがあったかが、

とても伝わってきた。たとえインタビューや独り言が多くて、聞き取れない部分が多くても。

(サブタイトルが無かったのだよ・・・。;_;)


最初っから予算不足でギリギリのスケジュール。

普通なら撮影前から俳優と様々な打ち合わせなどするのが当たり前なのだが、

これに関しては主役ふたりが揃ったのが、撮影1週間前。コスチュームをつけ、

演技をするのは、撮影当日である。しかも、ドン・キホーテを演じる

ジャン・ロシュホールが撮影直前に病気になると言うアクシデントまで起こる。


そんな大変な状況の中、無理矢理撮影開始となるが、

突然の大雨によるセット(砂漠風景)の崩壊、ジャンの病状悪化などから、

撮影6日目にして続行か中止か、の決断に迫られる事になる・・・。


監督自身、まさかこの様な結果になるとは思ってなかったろうけど

(実は予測していたかもしれないが。^^)幸か不幸か、

メイキング・ムービーを依頼していたので、まだこうやって彼らの情熱の一部分を

垣間見る事が出来たのだ。映画作りの大変さ、大掛かりさ、

一本の映画を撮るのにいかに様々な利潤や人々の生活が関わって来るのか・・・

というのが解って、とても面白い映画に仕上がっていると思う。

ギリアム監督、その他大勢の裏方の人達、そしてもちろんジョニデの素顔も観れるし

映画好きには、楽しんで観れる一本だろう。



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