今日は指紋を取りに行ってきた。というよりも、取られに行ってきた、と言うべきか。
実は長男のEzekielが通っているスクールで、アメリカの子供たちに、
放課後、日本語を教える事になりそうなのである。
学校では、様々なボランティアや、休み時間に子供たちを監視する仕事(有給)などなど
よく募集しているのだが(子供がプリントを貰ってくる)
何か学校に関わる仕事を、少しくらいはしたほうがいいんじゃないか、と
思ってはいたものの、ワタシができそうな仕事は、ほとんどないように思えた。
そんな時に、息子の担任の先生が、「日本語を教えてみない?」と誘ってくれたのだ。
息子が通っている学校は、我が家からすぐ近くにある、公立の小学校で
ただ近いからと言う理由で、一度だけ見学に行き、
活気があって楽しそうな学校に見えたので、ここに入れる事にした。
アメリカでは、私立・公立を問わず、また住んでいる地域にもこだわらず
気に入った学校を、親が吟味して選ぶのが普通であるようなのだが
私達はほとんど直感だけで決めたと言っていいくらい、簡単に決めてしまったのである。
しかし、親の勘と言うものは意外と当るもので、学校が始まってからと言うもの、
会う人会う人、この学校は素晴らしいよ!と言う人ばかりなので、
私達もホっと一安心である。
息子の担任のMrs.C も、とても教育熱心で優しい先生の様で、
息子もスペイン語やロシア語で数を数えられる様になったし、
唄やサインランゲージなんかにもとても興味を持つようになった。
さて、そのMrs.Cに誘われたにも関わらず、最初は全然乗り気ではなかった。
「このワタシが、日本語なんて教えられる訳ないやん!」と思っていたし、
ダンナにもそう言い聞かせていたのだが、なぜかダンナの方が乗り気で
(多分、貰える給料が結構いいからだと、ワタシは思ってるのだが・・・。^^;)
絶対やるべき!!!というダンナの強い要望で
「まあ、とりあえず話くらいは聞いてみようか」と言う気になり、
担当の先生に話を聞きに言ったところ、
「その気になってくれたの?!まあ~嬉しい!
子供たちが外国語を学ぶのは、素晴らしい事だと思ってるのよ~!
早速アプリケーションを渡すわね~。何曜日がいい?なんたら、かんたら・・・」と
早口でまくしたてられ、気が付いたらやる事になってしまっていた。(^^;)
まあね、週に一日、一時間くらいだけの物だし、お金も貰えるし
息子の学校の為にもなるんだったら・・・と
相変わらず自信はないのだが、いっちょやってみようか~!とやる事にした。(いい加減かな、いつものように。^^;)
そういういきさつで、子供相手に学校で仕事をするという事で
指紋を取られるはめになったのだ。よくわからないのだけど
確か、先生やスポーツチームのコーチなど、子供を指導する立場の人は
子供相手の犯罪を防ぐために、必ず指紋を取られるようだ。
(それとも、他の仕事に就くときも、そういうのがあるんだろうか?
ちなみに、ダンナが今の仕事に就いたときは、指紋はもちろん、
かなりさかのぼっての履歴、犯罪歴、そして極めつけは
ウソ発見器にもかけられたのであった。ダンナの職場は警察だから、あたりまえなのだが。)
とにかく、誘拐や性的イタズラなど、子供相手の犯罪が多く
それらに対する認識度も高い、アメリカらしい、徹底したやり方だと思う。
日本でもそういう事をしているのだろうか?
たとえ指紋を取って、徹底調査をし、宣誓書にサインさせたとしても
犯罪が無くなる事はないとは思うけれど、
子供を持つ親にとっては、少しは安心度も高いと思うのである。
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Last updated
2003.10.11 09:55:41