もうすぐハロウィン。この町に越してきて、初めてのハロウィンなので、
どこを周ればいいのか、町でなにか催しがあるのか、全く分からないのであるが
5歳の息子は今年は「スケルトンになりたい」と、今から楽しみにしている。
スーパーに行けば、大きなパンプキンがどど~んと、店の前に並ベてあるし
そろそろ準備しないとな、と、気持ちだけは焦っているのに
まだ何も行動に移していないのだ。長男のスケルトンと、次男の恐竜のキグルミかなにかを
手作りしようと思っているのに。(できるんだろうか)せっぱ詰まらないと
何も出来ない性格なので、困る。
ハロウィンと言うと、必ず思い出すのが、去年まで住んでいた家での事。
たしか3年前だったか。ハロウィンのために、かぼちゃを買い、
切り抜いて顔にし、飾っていたのであるが、ハロウィンが終わっても
しばらくポーチに置いたままにしておいた。そんな11月のある夜、
リビングで1人静かに本を読んでいたら、ポーチで「ゴトン!」と大きな音がした。
座っていた椅子に、振動も伝わってきた。・・・・・ポーチに誰かいる!!!
こんな夜遅く、突然尋ねてくるような知り合いなんて、いない。
隣の部屋でパソコンを触っていたダンナも、音を聞きつけ、驚いた顔をしてやってきた。
「今の音、何?」「わからん、なんやろ・・・。」と言いながら、カーテンをめくって
恐る恐る覗いてみた、怖いもの知らずのワタシの目に映ったものは・・・。
なんと、イノシシであった!そう、絵本で読んで知ってはいたが、
実物は見た事がなかった、砂漠のイノシシ、「ハベリーナ」であった。
「・・・・・か、かわいい!」まさか、こんな所で会えるなんて!
その年の夏は、いつもより雨が少なく、食べ物がなかったのだろう。
幾ら田舎とはいえ、たくさんの家が集まっている、この集落に
しかもポーチまで上がってきて、かぼちゃを食べていたのである!
しかし、電気を点けたので驚いたのか、すぐに逃げ出していった。
ワタシとダンナは、慌ててカメラを片手に追いかけ、裏庭に出たのだが
もうはるか彼方。それでも一応、写真を撮ってみたが
案の定、真っ暗闇であった。
ハベリーナに再会できたのは、今年の夏、動物園でである。
やっぱり、可愛い。そして相変わらず食べている。やけに親近感が沸いてくる。
ハベリーナくん、またいつでも遊びにおいでね。(^^)
♪動物園でみた ハベリーナ君。♪