カテゴリ:就職・転職
「最近は貧富の差が激しくなってきたよなぁ・・・」と、札幌のある大企業の採用担当者がポツリ。確かに今日来ている方たちのデータを見ても「これでどうやって暮らしているの?」というくらい年収が低い。昨日発表された景気指数でも、北海道以外は上昇とのこと。札幌はまだ不景気のままなんですね。
夕方からの選考で、夜15人面接しましたが、一次通過は6人。それも何とかギリギリという感じがほとんどで苦しいところです。40代以降の方が半分近くいますが、前向きな転職ではなく、リストラか倒産・縮小など不況によるものばかり。採用する側としてもつらいものがあります。個人的な心情としては「真面目にやってくれるならとりあえず頑張ってもらおうか」なんて思いますが、やはり採用基準があるのでそうもいきません。 どう考えてもアルバイトをしていた方が収入いいんじゃないの?っていう社員もいるし、まだまだ道内経済は盛り上がってこないようです。 大手のコールセンターやいろいろな部署が沖縄に飛んでいます。経費も安く人件費も抑えられるからだそうです。北海道にもそういう流れがあるかというと、沖縄ほどではありません。なぜだろう?やはり沖縄に比べると様々な経費がかかるからでしょうか?冬も厳しいしね。 営業マンの採用ですが、40代以降のベテランはプライド&希望年収が高くて難しかったり、個性が強すぎて使いづらかったりという面があります。若手だと可能性にかけるケースも多いので、明るいとか元気とかハキハキしているとかの外的な印象が採用のポイントになってきます。同じ評価なら若い方を採用するケースがほとんどですしね。(安く使えるからでしょう) 30代後半から40代以降の人は、自分が想像している以上に転職のハードルは高いと思ったほうがいいです。現に昨日の方たちは全員退職してからの転職活動ですが、(会社がなくなった場合は仕方ないとしても)数ヶ月から1年以上転職ができていません。 仕事をしていない期間が長くなればなるほど評価も下がってきますので、転職を考えてもすぐに辞めないほうが身のためです。 どんなに大きく有名な会社にいたとしても、それがアドバンテージになる時代は終わって、その人個人の業績やスキルをしっかりと見るケースが多いですから、転職を考える人はまず冷静になることから始めてください。 昨日は高校の教師もいましたが、ボクから言わせたら「なんで辞めちゃったの?あなたは先生が合ってるよ。」って思いましたよ。隣の芝生が良く見えるんでしょうね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 21, 2005 09:16:22 AM
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