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テーマ:ニュース(100069)
カテゴリ:ニュース
「速いと思ったが、いつものように(ダイヤの遅れを取り戻す)回復運転していると思い、異常とは思わなかった」と証言していることが3日、わかった。
県警は、高速の回復運転が常態化していたことを裏付ける証言として重視、JR西日本の運行管理の実態を詳しく調べる。」記事(読売新聞) - 5月4日14時2分更新 なぜ、こうなったかというと例の過密ダイヤというわけだ。 過去の国鉄時代の事故を振り返ってみると 「また当時の国鉄・常磐線は過密ダイヤであり、その安全に関する国鉄保安規定にあいまいさがあり」国鉄・三河島事故 「車両の問題(老朽)・積載状況・線路状況・過密ダイヤなどが複雑に絡み合った「競合脱線」が原因とされた。」国鉄・鶴見事故 今もぜ~んぜん変わってないような気がする。 要するにテクノロジーで補える部分はいたちごっこ。 国鉄時代からのJRの欠点は過密ダイヤに対応できないということではないだろうか。他の鉄道はうまくやりくりしている。 三河島事故の翌年には鶴見事故があったので、今回も過密ダイヤの地区では当分安心できないと思う。 国鉄・三河島事故では 「昭和48年4月17日、最高裁は機関士ら4人を過失致死として実刑判決を下した。この事件をきっかけに職員の事故防護訓練、保安規定の徹底更に電車にはATS(列車自動停止装置)が取り付けられるようになった。」ということで一応けじめがついたかに思えた。 ATSの新型を配備するということで、今回も似たような決着がつくのだろうが、過密ダイヤとJRの事故との因果関係を解明して何らかの対応をしないと、同じことは繰り返されるような気がする。 例えば、過密ダイヤに対し法的に具体的な上限を設けるとか。 それとハード面で気になるのは、JR以外の会社との線路の幅の違い。JRはなぜか幅が狭いのである。 幅が広い方が横方向に対して物理的に安定する。 今回の転覆事故とは多いに関係があると思う。 ただ、もしこのことが大きく取り上げられてしまうと、JRは困るだろうな。 全国に張り巡らされた鉄道網を幅が広いタイプの線路にして、それにあわせて互換性がある車両に全部取り替えるのは不可能に近いだろう。 この時点ですでにJRはハンデを背負っている。 従って、JRには特別に過密ダイヤに対して直接何らかの制限をかけるというのはどうだろうかという話。 線路の規格を幅広タイプに合わさせたり、新型ATSを義務付けるやり方もあるだろうが、コストがかかり過ぎる。 JRとしてもソフト面での規制の方がソロバンが合うのではないだろうか。 JRの体質上そういうことは自己規制できないのではないかということもある。 実は常に「誰か止めてくれ~」状態なのではないかと。国鉄時代のなごりというか、上から押さえつけられないと動けない体質。 それを矯正するより、その性質を利用してコントロールする方が早くて確実。 な~んてことをかなり真面目に考えているのだがどうだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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