【POD】【大活字本】近代日本の名著(五)「善の研究」 (響林社の大活字本シリーズ) [ 西田幾太郎 ]
〇人が情意を有するのではなく、情意が個人をつくる。
〇実在は流転して暫くも留まることなき出来事の連続である。
〇我々の精神が完全の状態即ち統一の状態にある時が快楽であって、不完全の状態即ち分裂の状態にある時が苦痛である。
〇竹は竹、松は松と各自その天賦を充分に発揮するように、人間が人間の天性自然を発揮するのが人間の善である
〇善とは一言にていえば人格の実現である。
〇我々は自己の心内において、知識では無限の真理として、感情では無限の美として、意志では無限の善として、皆実在無限の意義を感ずることができるのである。
〇真の善とは、即ち真の自己を知るということに尽きている