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↑こちらはハブ入りハブ酒です。 ハブというと・・・ 沖縄や奄美大島に生息する世界の猛毒蛇ランキング10位以内に入っているヘビです。今は血清が普及しているため、近年ハブに噛まれて死亡したケースは無いそうですが、その猛毒はマムシの数十倍の威力があるそうです。 ハブは環境問題と関係があります。 昔、ハブの血清がなく、ハブに噛まれると死亡するケースが多く、ハブの被害は深刻な問題だったそうです。 そこで1910年にハブ退治としてインドから輸入された21匹のマングースを沖縄本島に持ち込まれたそうです。結果は・・・マングースは、ハブを食べず、ニワトリやアヒル、野鳥などを襲いながら数を増やし、ヤンバルクイナが生息する森林地帯にまで範囲を広げてしまったそうです・・・ 一方、鹿児島県の奄美大島では、10万匹以上のハブが生息し、人間や家畜の被害は沖縄以上に深刻だったそうです。そこで、1979年頃に奄美大島のハブ対策として30頭のマングースが放たれたそうですが・・・こちらも自然繁殖を繰り返し、現在のマングースの推定生息数は1万頭まで広がり、アミノクロウサギ(国の天然記念物で奄美大島、徳之島だけに生息する体長50cmの黒いウサギ)やトゲネズミ、ケナガネズミ、ルスリカといった天然記念物の減少・絶滅へと追い込んでいるそうです・・・ 国では、生物多様性を脅かす存在になったマングースについて年間数千頭の駆除を行い撲滅を目指しているそうです。 さて、ハブの話に戻りますが・・・ 今年は、奄美大島と徳之島で捕獲されるハブが急増しているそうです・・・鹿児島県と地元自治体は、ハブに噛まれる被害を抑えるため、1954年から島民らが捕獲したハブを買い上げる制度(買い上げ価格は1匹4000円)を行っているそうですが、5月の買い上げ数は3632匹(昨年は1810匹)、6月は6958匹(昨年は3795匹)と昨年を上回っているそうです。 また、ハブに噛まれる人も4月までは月1~4人だったそうですが、5月は17人、6月は12人と前年の2~3倍に増えているそうです。 理由は・・・ 異常発生ではなく・・・ ハブは気温18~27度、湿度70~80%(湿気が多い)の夜や朝に活発に活動するそうで、観測史上最長となった梅雨が、湿気を好むハブの活動を活発化させているそうです。 これからの時期(気温が30度以上)は、ハブの活動が鈍り、直射日光を避け草木の陰にいることが多いそうです。奄美大島などハブの生息地に観光する方は、草むらに入らないなどハブに注意してください。 そんな嫌われ者のハブですが・・・ 3年以上断食しても生き続けるという強い生命力を持ち、人間が欠かせない12種類の必須アミノ酸や牛肉の3倍という良質の高タンパク質、カルシウム、リン、リノール酸、リノレン酸など豊富に含有しているそうです。 今年の夏は、ハブで夏バテ防止はいかがですか?? 環境ブログランキング 良かったらクリックをお願いします。 人気blogランキングへ
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Last updated
2010.08.09 01:45:07
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