2012/11/03(土)13:45
干潟に住む生物や潮の干満の影響で大きい牡蠣が育つ・・・広島県廿日市市の地御前産の養殖牡蠣
先日、スーパーで買い物していたら、鮮魚コーナーに生牡蠣(真牡蠣)が並んでいました。
これから・・・牡蠣(カキ)が美味しくなるシーズンですね!!
ちなみに・・・
真牡蠣は、夏場が産卵期のため、身が痩せて美味しくない上に、菌の繁殖が活発になるため、食中毒の危険が増すそうです。
そのため、海外ではJun(6月)やAugust(8月)など「r」の付かない月(5~8月)に牡蠣を食べてはいけないと言われているそうです。
さて・・・
本日の「ショウジの環境勉強」は、広島県廿日市市の牡蠣養殖についてご紹介します。
↑こちらは、広島県廿日市市の地御前産の養殖牡蠣です。
広島県というと・・・
日本最大の牡蠣の産地ですが、一方で「森の減少」「工業排水」「コンクリート護岸」が問題になっているそうです。
そして、11年前には、「森の減少」「工業排水」「コンクリート護岸」などの影響で赤潮が大発生し、「血牡蠣(※)」ができてしまい廃棄処分されたそうです。
※ 血牡蠣とは・・・
牡蠣は一日に200L以上の海水を吸いこむため、赤潮を吸った牡蠣は、身が赤くなってしまうそうです。血牡蠣は、全く売り物にならず廃棄処分されるそうです・・・
「森の減少」「工業排水」「コンクリート護岸」・・・
しかし広島県には、それら赤潮の原因と無縁の場所があります。
それが・・・
広島県廿日市市にある世界遺産「厳島神社、弥山原始林」です。
「厳島神社、弥山原始林」が世界遺産に登録されたおかげで厳島神社近くの天然干潟が守られ、干潟に住む生物や潮の干満の影響で大きい牡蠣が育つそうです。
また、地御前漁協さんでは、牡蠣や海草の生長を促進させるため海に鉄分を与えているそうです。
製鉄所から出るスラグをリサイクルして磯焼け対策を行なっている地域がありますが、地御前漁協さんでは、使用済みホッカイロを固めた鉄炭ダンゴを海に撒いているそうです。
使用済みホッカイロのリサイクルとして面白い取り組みですね!!
牡蠣は、鉄や銅、亜鉛などのミネラル、スタミナ増強や疲労回復に効果があるタウリン、肝臓の機能を高め疲労回復を助けるグリコーゲンなどが多く含まれており、「海のミルク」と呼ばれますので、お忙しい方など牡蠣を食べてみてはいかがでしょうか?
牡蠣と言えば・・・
カキフライも美味しいですよね!!
(こちらは地御前産 牡蠣のカキフライです。)
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