ショウジの環境勉強

本日は残念なニュースです・・・





お～いお茶などを販売している伊藤園さんが、中国（福建省）から輸入したウーロン茶の茶葉から、国の基準を上回る農薬の成分が検出されたとして、この茶葉を使ったティーバッグ式の商品（40万個）を自主回収することになったそうです・・・





自主回収する商品
1.「ウーロン茶ティーバッグ」54袋入りのうち賞味期限が来年11月27日以前の商品

2.「濃いウーロン茶ティーバッグ」30袋入りのうち賞味期限が来年11月25日以前の商品

3.「スタイルワン烏龍茶ティーバッグ」54袋入りのうち賞味期限が来年11月16日以前の商品



問い合わせは、12月11日午前9時から電話0120－556－760で受け付けているそうです。




伊藤園さんによると・・・
今月上旬に検査を行ったところ、中国の福建省から輸入した茶葉から、食品衛生法の基準を上回る2種類の農薬の成分が検出されたということで自主回収することになったそうです。





でも・・・
商品を出荷する前に検査していなかったんですかね？
40万個の商品を出荷して、後ほど国の基準を上回る農薬成分が検出されて回収・・・
もったいないですよね・・・






実は・・・
2011年11月4日のショウジの環境勉強で、伊藤園さんが製造販売していた「天然ミネラルむぎ茶」が「景品表示法違反」を犯して、東京都の生活文化局より改善の指示を受けた件についてご紹介しました・・・






海洋深層水を原材料全体の0.33％しか使用していないにもかかわらず、ウェブサイト上の広告で、実際にはほとんどが原料の麦に含まれるミネラルなのに、「使用する海洋深層水に由来する」と消費者を誤認させたことで改善の指示を受けたそうです・・・






それから1年で烏龍茶の農薬問題・・・
両方とも事前チェックすれば済む話ですよね・・・






伊藤園さんは・・・
茶殻を封筒や紙ナプキン、畳などにリサイクルする研究開発を行なっています。
茶殻リサイクルは、とてもおもしろい活動なので伊藤園さんを応援したい気持ちはありますが、昨年の「景品表示法違反」、今回の「農薬成分が検出された商品を自主回収」と単純な事件が起きると・・・
とても残念ですよね・・・








話は変わりますが・・・
国内でも烏龍茶は作られているんですよ。






例えば・・・








↑こちらは、静岡県牧之原市で採れた茶葉を使用した烏龍茶です。












↑こちらは、京都の中井製茶さんが宇治茶葉を使用して製造した烏龍茶です。





中井製茶さんでは・・・
京都府和束町で、17年前から無農薬、有機農法でお茶を育てており、そこで収穫された宇治茶葉を烏龍茶に手作業で加工しているそうです。
ちなみに中井製茶さんは、1989年に本場台湾で烏龍茶の製造法を取得したそうです（すごい熱意ですね！！）。





ちなみに・・・
中井製茶さんが宇治茶葉を使用して製造した烏龍茶は、800円/（5g×15）と高価です。
でも、「17年前から無農薬、有機農法」「手作業で加工」「宇治茶葉100%使用」など高い理由があるんです。







私達消費者も「安い物」に飛びつく前に、「安心・安全」を自分で確認しなければいけない時代になってきましたね・・・









～募金のお願い～
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