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2005年06月30日
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<副教材差押事件>
 朝日新聞より
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 中国・大連市の日本人学校が取り寄せた副教材が中国大陸と台湾を色分けしていたとの理由で税関に差し押さえられた問題で、大連税関当局者は29日、朝日新聞の取材に対し、「今後も同じような教材を中国国内に入れることは断固として許さない」と明言。日本からの教材輸入に対し、同様の差し押さえ基準を適用し続けることを示した。

 同当局者はすでに日本に送り返すことを決めた15冊の教材について、「今回のは歴史問題や釣魚島(尖閣諸島・魚釣島)の問題とは別だ。台湾の表し方に中国の主権に反する問題があった。台湾は一貫して中国の不可分の領土だ」と強調した。

 中国外務省は、中国での外国人学校の教材の扱いについて「異なったレベルに分かれる」(同省報道官)としつつ、今回の措置が台湾問題にかかわるものであることを強調し、適切だったとの立場をとっている。
(http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050630/K2005062903660.html?C=PT)
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 皮肉な話ですが,これによって日本と中国の自由度が図れました。

 中国の日本人学校は私立学校と同じです。そこで,日本国内にある外国人の私立学校である朝鮮学校を考えてください。
 かの学校では拉致問題が表ざたになるまでは報道されもしませんでしたが,キム親子を崇拝し,日本を憎むような教育をしています。
 その肯否は別として(個人的にはもちろん否だと思っています)そのような,場合によっては自国の敵を育てるような教育をも許容するのが日本です。
 これに対して,中国の日本人学校では,「台湾は中国のもの」という共産党政権に都合のよいフィクションを教える教科書でなければ,税関を通過させないことになっているようです。中国においては,自国に都合の悪いことは,たとえ外国人の学校においてでも教育することは許容されない,というわけです。
 
 以上からすれば,どちらが自由かは一目瞭然。

 ちなみに,他の日本人学校は大使館・公使館経由で教材を送っていたとこのこと。おそらく「外交封印袋」で送ったのかな?
 その場合,ウィーン条約第27条第3項は,「外交封印袋は、開き又は留置することができない。」としていますから,中国は検閲できないわけです。だから,無事,学校に到達したと思われます。
 大連の日本人学校は次から大使館・公使館経由で教材を送るようにしましょう。

 あ,そうそう,ちなみに朝鮮学校に通う者には,なんとこのご時世に年間8万円もの補助金が公費から出されています(http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaka/170216northkorea.htm)。
 この補助金は廃止すべきだと主張した勇気ある地方議員がいます。小坂英二議員です(http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaka/。リンクにあります)
 この議員に脅迫があったそうです。それも朝鮮学校の校長から。詳しくはmumuruブログさんでどうぞ(http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/25819721.html)。

 しかし,日本って確かに自由だけど,こんな「敵」にまで補助金出せるほど「自由」でいいんだろうか,というのが正直な感想です。


<おいおい,おたくそれでも外交官か?>
 共同通信より
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 中国の王毅駐日大使は30日、金沢市で開かれた北國新聞政経懇話会で日中関係について講演し、「日中友好にとって靖国問題が最大のネックになっている」との認識を示した上で「日本自身が判断すべき問題。国益に合うよう賢明な判断をされることを望む」と、小泉純一郎首相の靖国神社参拝をけん制した。
 
 王大使は「中国への侵略を認めた日中国交正常化の際の約束や、東京裁判の結果を受け入れたサンフランシスコ条約を考慮すれば、日本の指導者が、A級戦犯を祭り東京裁判の正当性に疑問を持つ靖国神社に参拝することの是非は自然に結論が出てくる」と述べ、小泉首相が参拝を中止すれば関係改善につながるとの見通しを示した。
(http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050630/20050630a4550.html)
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 サンフランシスコ平和条約の解釈については以前述べました(http://plaza.rakuten.co.jp/shousimin/diary/200506230000/,http://plaza.rakuten.co.jp/shousimin/diary/200506240000/)。
 偉大なる中華様の大使になるためには,条約をよく理解する必要はないみたいですね。

 そういえば,キューバ危機を題材にした「13DAYS」という映画を御覧になった方,おられるだろうか。
 あの中でディーン=アチスンという人物が次のような趣旨の台詞を言っていました。この言葉の向けられた相手はフルシチョフ書記長時代のソヴィエトですが,妙に今の中国と重なります。
 「奴らが耳を貸す言葉は「力」だけだ」


<読まずして批判するなかれ>
 共同通信より
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 今夏に行われる公立中学教科書の採択をめぐり、韓国・平沢市などの6市民団体が30日、愛媛県庁と松山市役所で「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書(扶桑社版)を採択しないよう要望した。平沢は松山の友好都市。

 市民団体の梁美康さんは「日韓関係の冷却化は、歴史を歪曲(わいきょく)した教科書の影響が大きい。韓国の人がどう思っているか考えてほしい」と訴えた。

 要望書は、扶桑社版教科書が侵略戦争をアジア解放のための戦争と美化し、日本の加害責任を正当化していると主張。「友好関係を築くべき隣国日本の子どもたちが扶桑社版で学ぶことがあれば、ゆがんだ愛国主義にとらわれ、戦争を肯定する価値観が植え付けられる」とし、採択しないよう求めている。
(http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050630/20050630a4500.html)
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 自分は一回サンプルを手にとってみてみました。特に問題となる第二次大戦,すなわち大東亜戦争の部分とかです。
 決して,何かが変に美化されていたり,歪められていたりということはないです。
 報道であれだけ取りざたされるからには,過激な内容があるのかと思っていました(報道の与える印象って,すごいですね)が,はっきりいって読んだとき「なんだ,こんなもんか」っていうくらい当たり前の内容でした。
 
 2ヶ月ほど前のフジテレビ系列「報道2001」で,町村外相が中国の大使に「あなた扶桑社の教科書を読んだことがあるのか」と聞いたところ「ない」と答えられた,とお話されていました。
 きっとこの韓国の市民団体の人々とやらも読んだことはないでしょう。
 ちゃんと読んでください。批判するならそれからでしょう。読まなきゃ,そもそも批判する資格はありませんよ。
 まぁ,読んだところで主張は変わんないんでしょうがね。少なくとも,教科書を読まずになされている批判には耳を貸す必要は一切ありません。





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最終更新日  2005年07月11日 23時10分30秒
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