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カテゴリ:【ミュージカル】
@博品館劇場
直前まで「ル・テアトル」だと思ってて、危うく京橋で呆然とするところでした(笑) チケット見直してよかった~。 樹里ちゃんの実質女優デビューです。退団してからは良くも悪くも「少年ぽさ」がもの凄く印象強い樹里ちゃんなので、花嫁をどう演じるのか内心ドキドキだったのですが、見終わってストンと納得。樹里ちゃんはどこまで行っても樹里ちゃんでした。 独特の少年っぽい透明感はそのまま、セクシー下着着てもあまりお色気じゃないのもそのまま(笑・男役の色気はあったよね)、声のトーンも現役当時とそんなに変わらない。でもすっごく可愛い「花嫁」さんなんですよ。ヒール履いたらでけぇ花嫁だったけどな。(余談ですが学生時代の同期が175cmありまして(しかもモデル体型)、結婚式に呼ばれて控え室行って旦那見た同期一同の第一声が「すげぇ、ヒール履いた○○ちゃんよりでかい!」でした。そういやあれよりは小さいか樹里ちゃん) 話の内容的にはいかにも翻訳劇で、女性の親友同士や母子間の会話が大半なので際どい台詞も多くて冷や冷やしたんですが、その辺は流石元ジェンヌたちで、下品にならないところで笑いを取ってる辺り、すごいなぁと思いました。樹里ちゃんの絶妙な動きと台詞で爆笑。親友役の香坂千晶嬢・星奈優里嬢もいい味出していて、「気の置けない女友達」感がすっごく伝わってきて「わかるわかる」と頷いてしまいました。 お母様役の安奈淳さんはとにかく歌が心に染みたなぁ。パニック起こしてぶち切れたメグを抱きしめるシーンも良かった。 作曲が石井一孝氏だったわけですが、それぞれのキャストに上手く当てたいい曲が揃ってて良かったです。個人的にはジェームズ@戸井さんの曲と森ほさち嬢の曲、そして樹里ちゃんのバラードがお気に入り。 戸井さんとロックってのが実際見た今でもどうしてもイメージが重ならないんですが、そのギャップがまたおかしくて。曲の内容的には「開き直りソング」だし、笑った笑った。 しかし、難しいテーマの話ですよね。結婚式前夜、自分の婚約者が自分の親友と浮気をしていたことを付添人を頼まれた別の親友が知ってしまう。当人に話すべきか、黙っているべきか。そして聞いてしまった本人は彼とこのまま結婚すべきか、やめるべきか。 今回の場合は彼の誠意と真実を受け止めて結婚するラストですが、どっちに転んでもおかしくないもんね。それにきっぱり「彼女とは遊び。本命はメグ(樹里ちゃん)だけ」と目の前で言い切られてしまったほさち嬢(役名失念)もまた切ない。 どこの国でも絶対にあるだろう話。きっと答えは千差万別で、そして「結論」は永遠に出ないテーマなんだろうなぁ。 客席の男性陣が、ラスト付近で泣いてる率が高かったのが印象的でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 16, 2006 05:42:29 PM
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