徒然日記と自分に克ために

2010/09/20(月)12:28

仕事を楽しむ人

佐高 信著の「日本の権力人脈(パワー・ライン)」を読んで、三菱化成 社長であった池田亀三郎の撰文を、安岡正篤氏がしたのに「実に憤を発して食を忘れ楽しんで以って憂を忘れ老の至るを知らざる人なり」とした。当時から三菱グループには多くの逸材が活躍していたようです。明治維新後から昭和にかけての、日本の動乱と成長期に進路を間違えず進めてきたのはこのよな、純粋な愛国者たちがあればこそではないかと、思います。勿論、誰もが「捨身不退」の人ばかりではなく「揣摩臆測」の割り切れない人も多いかったと思います。しかし、国を思い、会社を真に愛したこれらの人々を今の社会でも見習うべきと思います。何時も自分の能力を自慢して、人を見下げる人の多い、こんな時代こそ、剣の達人、山岡鉄洲の兄、山岡静山(槍の名人)の座右の銘である、「人の短をいわず、己の長を不説 人に施して念とす勿れ施しをうけて忘る勿れ」と戒めています。人の欠点ばかりを責めて、上手く行かないのは、人の所為で、物言えば自分の自慢と我慢を言い、少しの施しを大げさに誇り、受けた恩はすぐ忘れる。こんな人間は誰もが非難するが、案外自分のことを反省してないこともあるように思います。

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