総合的な歴史認識と医学史との関係について
鍼灸医学についての歴史認識を得るため、そしてこれからの鍼灸医学はいかにあるべきかを考察するために、大学生の頃から現在に至るまで積極的に様々な東西の医学史の書籍を読んで来た。そんな中、今年5月に「中国の科学文明」岩波新書 薮内清著を読む機会を得た。読後の感想として、鍼灸医学のこれからを考えるには、医学史の専門書だけを読んでいては駄目なんだということを改めて気づかされたという事。今までにも少しはかじってはいたが、一般の歴史書や科学史等ももっと多く読み込む必要があるということであった。