精神の問題を脳機能ばかりに目を向ける西洋医学の矛盾
タイトルに示したように、西洋医学では精神疾患の多くを、脳の機能障害と診断し治療することが非常に多い。 結局治療も、診断名を色々用意してはいるが、結局脳へ直接働きかける薬を投与するケースがほとんどだ。保険を使った医療の場合は、カウンセリングを行うとしても、時間の制約のせいか、申し訳程度のお粗末な内容のものがほとんどだ。 西洋医学の基本認識として、『精神や心の生み出される場所は、唯一脳のみ』ということが前提としてあるから、治療方法としても直接脳へ働きかけることばかりになるのだろう。 結果としてそれで様々な精神疾患を治すことが出来るのなら、その認識と治療の方法論は、それなりに矛盾が無いといえるかもしれない。 しかし、現実はNOだ! 理論も治療内容も矛盾が多い。 以下にひとつひとつ鍼灸医学の立場から、西洋医学のやっている矛盾に斬り込んでいく。