まぐれ・トレード生活

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  　ネットで買い物♪　（楽天市場）

  夏が大急ぎで去っていった感じがする。遅れて地上に生まれ出た蝉が焦燥気味に鳴いているようだ。永遠に続くのではないかと思われた炎暑も、終わるときにはあっけない。シャワー・クライミング（沢登り）なるものを初体験したのは先月のことだが、その楽しさが忘れられず、自分と子どものウェット・パンツを購入したのに、それも出番がなくなった。来年に持ち越しだ。子供用ライフジャケットと。ついでにコレも。来夏が楽しみだ☆海の紫外線は身体にきつくなってきたので、渓谷などの清流を攻めたい。とはいえ、水の事故には気をつけねばならない。常に状況判断が必要だがプールよりずっと面白い。息子と娘にそういう川で生きる力を養ってもらいたい。

  2008年08月24日

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• 　そんな時期

  今日も一段と暑さがやわらいだ。何が助かるって、稽古が助かる。袴をはいていても苦痛ではなくなった♪だが動きはまだ本来のものではない。というか、本当なら猛暑でも秋冬と同じ涼しげな動きができなきゃいけないんだけど。そんな中、道場長から声がかかった。「そろそろ審査しましょうか」と。他ではどうか知らないが、自分が通う道場では道場長から声がかかったときが審査の時期となるのだ。気持ちとしては、もう少し先がいいのだが、先に延ばしたから自信満々になる、というわけでもない。そして「受けない」という選択肢はない。（「受けない」といって除名になるわけでもないけれど・・・）合気道は他の武道のように試合がないので、勝ち負けで技量が見られるわけではない。「取り」「受け」が決まっている上で、ひとつひとつの技の精度が量られるのだ。たとえは悪いが「年功序列」みたいなものでもある。何年続けているから、稽古日数がこれだけだから、という具合で審査があり、滞りなく昇段していく。だから同じ段でありながら微妙に力量に差が生じる。（いや、正直なところハッキリの場合もある・・・）そういう現実もあって、有り体に言えば昇段に大きな意味を感じない。それでも三段、四段あたりになってくると、不思議と技量がそろってくるのはやはり積み重ねというものだろうか。自分としては段はともかくレベルとしてそこへ近づきたい。・・・というわけで来月初旬に昇段審査となったのだ。

  2008年08月20日

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• 　盛夏に幕？

  今日、夕暮れ時の光の具合が、夏の終わりを感じさせた。自分のような年代には真夏の日差しは暴力的に感じるので、ようやくホッと一息つけそうだ。猛暑による食欲不振は、我が体重を奪っていったが、どうにか５３ｋｇをキープしている。だが食事はますますテキトー度合いを増している。涼しくなれば、自炊意欲も湧いてくるのだが・・・。ことによると、深夜までオリンピック放送を観たりして、それがモトで体調がいまひとつなのか？ふだん観ないようなスポーツまで観戦してしまう。とくに女子バレーはいけない。大柄な選手たちがどんどんウツクシク見えてきてしまい、画面から目が離せなくなるのだ。人が頑張ってる姿は本当に美しい。息子と娘と三人で過ごせる夏休みは終わった。ちょっと物足りない感じくらいが丁度いいのかもしれない。来夏、中１になる息子は、父親と遊んでくれるだろうか？まぁ、いい。

  2008年08月17日

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  　『吾輩は胴衣である』

  吾輩は胴衣である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。ご主人様の稽古にお供して、もうすぐ丸四年になろうとしている。ときに掴まれ、ときに引っ張られ、ときに擦られ、ごらんのような有り様である。吾輩、ボロボロなのだ。痛い目ばかりではなく、ときに口紅やファンデーションが肩口や袖についたりして、なにやら（むず痒い）場面もあった。ご主人様も隅に置けない。（って、誤解をまねくではないか！）膝の穴は稽古と洗濯のたびごとに広がっていく。限界が迫ってるのかもしれない。がしかし、ご主人様の愛情も深まっている気がする。残暑きびしい折、稽古が終わると汗でズッシリ重たくなる。ベタついて気持ち悪いが、なんのこれしき！　洗濯後に天日に干されれば、またパリッとするさ♪吾輩はどこまでもご主人様についていく！

  2008年08月07日

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  　　蓬莱橋　知ってる？

  ずっと以前に雑誌か新聞で写真を目にした「蓬莱橋」。いつか訪れてみたいと思っていた。隣県とはいえ、島田市は中途半端な距離。ネットで調べても、その橋のほかにこれといって見どころが近くにあるわけではないので、行きたいとは思っていたがなかなか行動にうつせなかった。が、先日、突如放浪癖に火がついて、快速列車に飛び乗った。（新幹線はコストが高いので・・・）意外なほど物寂しい駅周辺から蓬莱橋までゆっくり歩いて２０分ほどだったか。そこだけ映画のセットのように異空間であった。目を転じれば、すぐそこに大型スーパーが建っており、なんだかとっても違和感があるのだ。橋のたもとに番小屋があり、そこで通行料１００円を払う。長期間風雨にさらされた橋板は白っぽく磨耗しており、なんだか時代を感じさせる。全長８９７．４ｍ。向こう岸ははるか彼方で、自分がいま橋全体のどのあたりを歩いているのか判断がつきにくい。ひたすら真っ直ぐ伸びていく先に青々と生い茂った森がある。なんだか黄泉の国へつながっていそうだ。視線を落とすと、前日の雨が川をやや濁らせて、うねるように流れている。一瞬、その流れに身を投じたくなる思いが過ぎったのは、欄干が低くて川面が近くに感じられるせいか。まるで引き込まれる感じだ。向こう岸には、なぜか七福神が祭ってある。橋を往復してしまうと、あっけなく旅の目的が果たされてしまって、手持ち無沙汰な思いに包まれてしまった。

  2008年08月06日

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  　夏の食べ放題記

  すでに十日ほど前の話だが、子どもたちと「ぶどう狩り」に行った。七月は息子と娘が大好きなデラウェアという品種。（もっともポピュラーな種無しぶどう）とにかく食べ放題である。入場の際、手渡された小さなカゴとはさみで、ぶどうのつるをプチッと切り取る。一口食べると、甘みが舌の上に広がる。・・・んが、どうにも生暖かい。お日様をたくさん浴びて、「人肌」である。クーラーボックスを持っていったので、一房目を食べている間に次に食べるものを冷やしておく。息子は入場料のモトをとったくらい食べまくったが、自分はとてもじゃないがムリだ。（小人８００円、大人１３００円）とはいえ、天井のぶどうはいくら食べてもいい、という贅沢感を味わったと云えるかもしれない。これも夏の思い出。

  2008年08月03日

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  　真夏の稽古と食欲不振・・・

  先週は子どもたちが来ていたので、今日は十日ぶりの稽古であった。たった十日なのに、微妙に勘が鈍っている。暑さのせい？途中休憩のわずかな時間に、前日から半分凍らせておいたペットボトルの麦茶をガブガブ飲んだら、ヒヤリとする腹痛がきた。ヤバイ！　と思ったが、袴を脱いでトイレに駆け込むこともなく、無事やり過ごすことが出来た。ここで力んではタイヘンな「事故」が起こるということで、かえって力が抜けて「いい技」になっていたかも。いつになく風の通らない道場は、暑いという文字ではとても表現しきれない。激しく身体を使ったわりに食欲は湧かず、本日の夕食は、冷凍してあったパンに、期限が切れそうな玉子と、完全に賞味期限をぶち抜いているマヨネーズを使用して、タマゴサンドを作った。意外なほど美味しかった。夕食にパンというのもアリかも。

  2008年07月30日

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• 　『キッザニア』×『三鷹の森ジブリ美術館』

  旅の続きだが、二日目に訪れた「キッザニア」の混雑振りはどうだ！人気のパビリオンは二時間半待ちで、これで本当に入場定員があるのだろうか？と思う。五時間入れ替え制なので、なんだか非常に焦るのだ。。。入場後、いきなり長時間待ちというのも可愛そうだが、前回、本人たちがとても気に入った「ピザ職人」のパビリオンへ。コレ一時間十五分待ちであった。この待ち時間の間、親はさしあたって何もすることがない。子どもの順番がくればビデオやカメラ撮影などの役回りもあろうが、とにかくこの待ち時間は親の忍耐力が試される。。。結局この日は二つのパビリオンを回ったのみで、あとはここでしか使えないキッゾという通過でお土産を選んだくらいだった。午後三時の入れ替え時間と同時に飛び出して、次に向かったのは「三鷹の森ジブリ美術館」だ。ここは自分も楽しみにしていた。宮崎アニメの世界があらゆるカタチで表現されている隠れ家のような美術館だ。はじめて訪れた三鷹という街もとても気に入った。できるならこんなところで暮らしたい。館内は大人でも十分楽しめる。午後六時の閉館まで、あれこれ見て回ったが、できれば半日くらいゆっくりしたい空間であった。機会があればまた来たい。帰りも急ぎに急いでギリギリで指定の「のぞみ」に間に合った。かなりハード・スケジュールな旅であったのだ。

  2008年07月29日

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  　ＴＤＬへＧＯ！

  一足早い夏休み。息子と娘がとても楽しみにしていた「東京ディズニーランド」と「キッザニア」へ行ってきた。東京ディズニーランドは何度も遊びに行ってるので、自分としてはさほど目新しくないのだが、チビたちはとても楽しんでくれて、その笑顔を見るために旅行したようなものだ。園内は２５周年の文字で溢れており、昼のパレードは前回とは一新していたのでこれは本当に楽しかった。ドリームライツを観終えて、お土産を物色し、午後十時ごろの列車に乗った。錦糸町のホテルに到着したのはそれから四十分後。もうクタクタであったが、息子と娘は興奮覚めやらず・・・。祖父母からもらった軍資金で買い漁ったおみやげをベットに広げて見せあっこ。自分は道場と先生に一つずつお菓子を買っただけで、翌日の目的地に向かう途中の有楽町駅だったか？の宝くじ売り場で「サマージャンボ」を購入したくらいである。これも、スピーカーで大々的に宣伝していたのにつられて・・・いや、正直に言えば、ミニスカートのお姉さんがプラカードを掲げて色香を放ちつつ大々的に宣伝していたために、ついフラフラと「クレヨンしんちゃん」化しつつ発作的に購入したものなのだ。こういう不埒な心構えでも女神は振り向いてくれるのだろうか？つづく。かもしれない。。。

  2008年07月27日

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• 　ポニョ　おそるべし・・・

  先日、本屋で新刊本などを物色していたところ、店内で繰り返し繰り返し流れる音楽が・・・・♪ポ～ニョ ポ～ニョ ポニョ 魚の子～♪ご存じ、宮崎駿監督の最新作アニメ「崖の上のポニョ」のテーマソングだ。恐るべきことに、二十分ほど自分がいた間、ずーっとこの曲なのである。おかげで我が脳ミソに刷り込まれてしまい、帰りの車のハンドルを握りながら、ずっとそのサビの部分を口ずさんでしまった。翌日も、ちょっとなにかしてると頭の中で上記のメロディが旋回しているのだった。四十代の分別ある男の脳内としてはひじょーに危ない。話はかわるが、明日から息子と娘がやってくる。自分も一足早い夏休みをもらって色々遠出しようと思っている。楽しみな夏の始まりだ☆

  2008年07月20日

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• 　『西の魔女が死んだ』

  梨木香歩著・「西の魔女が死んだ」を読んだ。期待を上回る一冊といえる。タイトルに「死んだ」が入っているために、ページを繰るまでは暗く重いイメージがあったのだが、それを見事に裏切る明るさ、光を感じる。「生と死」を縦糸に、「家族」「いじめ」「自然環境」「食」「幸福」その他諸々が何本もの横糸となって編みこまれているストーリー。編み目はやや粗い感じがするが、死生観をこれほど考えさせられる小説はザラにはないと云えるのではないか。何よりも「死」をこれほど明るく描く作者の視点に感嘆する。ラストの西の魔女である祖母が亡くなったあとに残したメッセージがとくに秀逸である。読後感のとても爽やかな、印象に残る一冊であった。これを原作として映画「西の魔女が死んだ」が製作されたが、そちらの出来もなかなかよさそうである。

  2008年07月16日

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• 　『一生感動　一生青春』

  久々に相田みつを氏の著作を手にとった。氏の本は何冊も持っているが、読む時期によって、自分の中に入ってくる言葉がかわる。今回の「一生感動　一生青春」では、次の言葉がずーんと胸にきた。『一寸千貫　一寸とは約三・三センチのことです。　一寸角の細い柱でも　千貫の重みに耐えるということです。　但し、まっすぐならば・・・・　生きる姿勢が正しければ　どんな重みにも耐えるはず　一寸千貫だから　苦しい時こそ背筋をのばせ！』ちなみに、千貫というのは３７５０キログラム、とのこと。想像すると凄いことだ。たった三・三センチ角の柱が３トンに耐える事実。 人間だって真っ直ぐに生きてれば、相当な重みに耐えられるんだろう。きっと内面的なことだけじゃなく、普段の姿勢にも表れるはず。まずは背筋をのばそう！・・・とキーを打ちながら姿勢を正している熱帯夜。

  2008年07月14日

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• 　弓道ひとくぎり。

  めでたく弓道教室を卒業した。中級コースへ進まないかと誘われたが、合気道と平行してはムリがあるので・・・と正直にわけを話してお断りした。中級コース終了時に級を与えられる審査があるらしいが、同じ時期に合気道で昇段審査が予定されているので、気持ち的に一点集中できないことと、もう一つ。重心の位置の違いだ。合気道では土踏まずあたりに重心があるのに対して、弓道では常に拇指丘のあたりになくてはならず・・・最後まで注意を受けていた。「ほら、重心が後ろにいってるよ」先生に胸の中心をグイッと押される。通常ならフラフラっと後ろによろめくのだろうが、自分の場合はいつもその重心なので、びくともしない。でも慌てて前に重心を移動する。「そう！お尻を突き出すようにして、お腹を張って」人生でも未体験ゾーンの姿勢である。膝の裏側が伸びきって突っ張る感じ。 今日が最終日で、一通りのことを全て教えていただいた。弓道で意外だったのは、個人プレーではなく集団プレーであること。弓道場に的は全部で五つあり、五人一組で矢を射るのだ。本来なら五人で何分・・・と持ち時間が決まっていて、一人ずつ順番に矢を射る。五人目が矢を放ったら、また最初の人から二の矢を射る。滞りなく五人ともが矢を放っていかないと、「時間切れ」失格となるらしい。だから自分だけじっくり呼吸を整えてじっくり的を狙う・・・なんてことはできない。他者のことを意識に入れながら、心を静めて的を射る・・・弓道もきっと奥が深いのだろう。。。おしまい。

  2008年07月12日

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  　『裸族バンザイ』

  こう毎日蒸し暑いと、「藤崎マーケット」でなくてもランニング・シャツを着たくなる。  なので、家の中ではもっぱらタンクトップである。（でもその格好で近所に買い物には行けない・・・なんとなく）これが夏本番の炎暑となると、部屋では上半身裸・・・ということもある。 ここで思い出すのは、つい先日、ＴＶ番組の中で本人が話していたのだが、今をときめくスザンヌのご家庭では、彼女が東京に出てくるまで、家族全員「裸族」だったらしいのだ！  父、母、兄、本人、妹・・・全員が家の中で真っ裸☆男性陣はフル○ン。女性陣も一糸まとわぬ姿で生活を送っていたとのこと。お客さんが来た時だけ、あわててそこらのものを身につけるらしい。ご本人は、ずっとそうだったからどこの家庭でも「そうだと思ってた」という。想像すると不思議な光景である。しかし、スザンヌとその妹（結構美人だ）までも裸族であることを訊いても、我が想像力の乏しさに歯痒くなるばかりだ。もっと妄想力を養わねばっ！

  2008年07月09日

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• 　信号「考」差点

  近所に小さな交差点がある。信号機はあるが、時間帯によっては車も人もほとんど見かけない・・・という交差点。自分はバカ正直な方なので、歩きのときや自転車のとき、よほど急いでいない限り信号無視はしない。だが数週間前のこと。自転車で赤信号を待っているとき、十字路のどこを見渡しても車も人もいない、という時、（あぁ、自分はいまこの信号機に支配されてるなぁ・・・）とふと思った。人間が機器に支配されている構図を頭に浮かべてしまった。急いではいないが、危険はないし、この状況で横断歩道を渡らないのは、逆に愚直すぎないか？・・・と、人気の無い信号交差点を「赤」に関係なくスーッと渡った。 子どもには「信号を守りなさい」と言うし、車が来なくても他の歩行者が信号待ちしていれば、自分もいとわず信号が変わるのを待つ。だが、前述のような状況下。やはり普通は渡るのだろうか？それとも信号が変わる数分のこと、待つのがフツーだろうか？ これが旅先で知らない街をぶらぶら歩いているとき、やはり片田舎で車がまったく通過しない交差点では、能動的？に待ったりする。赤信号で足止めされていることも楽しんでいるのだ。信号待ちの間は、周囲の見慣れない風景に目を楽しませている。 信号機との付き合い方ごときに、こんな能書きをたれるなんて、いかにも時間を持て余す独身者だなぁ。。。

  2008年07月08日

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  　熱帯道場再来！

  本日は酷暑であった。こんな日にも道場へ行く。胴衣に着替えると、それだけで玉のような汗がでた。袴をつけると、下半身即席蒸し風呂の完成だ。 準備体操をして膝行、木刀の素振り、受け身・・・と稽古前の手順を踏んでいく間にも、タオルで汗をぬぐったりする。稽古が始まると「暑さ」をしばし忘れる。「はい、やめ」と、先生が一旦稽古を止めると、どっと「暑さ」が戻ってくる。 水分補給が欠かせない時期になってきた。飲めばまた汗となって流れる。 あれは一昨年のこと。当時、アメリカから来日していた人がしばらく道場に来ていて、よく一緒に稽古していたのだが、あちらの人だからなのか、単に個人的なものなのか、汗の匂いがスゴイのだった。鼻が曲がりそうなくらいの刺激臭なのだ。合気道は身体の接触が多いので、かなり間近で体臭を嗅ぐことになり、受け身のときは一瞬息をとめたくなることもあった。 それまでは自分の汗の匂い、体臭など気にしたこともなかったのだが、彼と「夏の稽古」をして以来、毎年、汗の匂いを押えるスプレーを使うようになった。コレだ　↓  結構、お気に入りの香り☆本日も上半身にシュッシュッとやったので、女性と組んでも安心であった。自分は汗の少ない方なのだが、やはりこれはエチケットである。 軟派な武道家のつぶやき。。。

  2008年07月04日

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• 　つま先型人間とかかと型人間

  つい先程、ＴＢＳテレビの番組で、ゲストを普通に立たせて「つま先型人間」と「かかと型人間」に分けて、それぞれに有効な身体の使い方を実験していた。自然に立っている状態のとき、人によって重心がつま先にある場合とかかとにある場合に分かれるのだ。どちらがいいとか悪いとかではなく、例えば掃除機のかけ方や重い物の持ち上げ方など様々な場面で、それぞれに適した姿勢がある・・・ということである。 ちなみにウチワを手首だけで使う人は「つま先」型、肘を使ってウチワをあおぐ人は「かかと」型になるらしい。このことだけを取っても面白い。 身体の使い方については、どんな場面であっても、つま先型の人は、「つま先・膝・鳩尾」の三つを結んだ線が垂直になるように。かかと型の人は、「かかとと腰」を結んだ線が垂直になるようにするといいらしい。前者は掃除機をかけるとき、やや前屈みになって前へ進むと楽で、後者はあまり上体を倒さずに後ろにさがるように掃除すると楽にできる、とのこと。なるほどな、と思う。 そして気が付いたことが一つ。弓道はあきらかに「つま先」型である。六段の先生のたたずまいを見ると、姿勢がとても綺麗なのだが、それは合気道の先生の立ち姿とは異なる美しさなのだ。どちらかというと、バレエ・ダンサーの立ち姿に近いものがある。重心が常に前で、お尻を突き出しつつ、背筋を伸ばす感じ。それで不安定な感じはしない。 逆に合気道はあきらかに「かかと」型である。 ・・・ということは、人によって弓道、合気道など適正があるのかもしれない。でも器用な人は、どちらもできてしまうのか？

  2008年07月02日

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• 　武の日々・・・

  今日は弓道場にて、大的を射ることができた。通常の的の３倍くらいの大きさだ。そして正式には２８メートル離れた場所から射るのだが、みな初心者なので芝に降りて、約２０メートルの距離で矢を放った。 それでも二本に一本しか当たらない。矢が的に当たると、バスッ！といういかにも（当たった）音がする。はずれて盛り砂？にあたると（ザクッ）と小さな音がする。 大的は練習生のために、この日だけ設えたものであり、すぐ横には本来の的がすえられている。あるとき、その本来の的に矢が当たったのだ！（←大的を狙ったんだけど・・・）パンッ！！！と、じつに気持ちのいい乾いた音が響いた。（火薬が弾ける音にも似ている）先生の間に「おぉ！」と笑いとどよめきがおこった。 今日はその的を射たときの快感♪を味わったのだった。（やめられまへんなぁ～♪）ますます面白くなってきた。 それに今回でどうやら他の方々に追いついた感じがあって、とくに焦りもなく気持ちよく稽古できた。 この弓道を始めたおかげで、なんだか合気道の楽しさをあらためて感じた。そして合気道の翌日に弓道をして、また弓道の面白さを味わう。なかなかに充実してるぞ☆

  2008年06月28日

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• 　弓道余話

  自分としては初回ながら、第７回目の教室に参加したときのこと。（つまり前回の話の続きだ）その日、初めて同じ生徒の方々と顔を合わせた。定員を大きく割り込んでいるのは知っていたが、途中で来なくなった方もいるようで、自分のほかに５人しかいなかった。そのうち女性が４人、男性が１人。（当日、その弓道場に居合わせた有段者の方々も女性の方が圧倒的に多くて、少し意外だった）男性は５０代後半くらいだろうか。今日はその方のことを書いてみたい。 準備体操を終え、弓を持って構えから入る。するとさっそく件の男性が注意を受けている。先生方の口調から察するに、何度も同じ注意を受けているらしい。 途中参加した自分には女性の先生がほぼ付きっ切りで指導していただき、そこそこ無難にできているようで、「始めたばかりだよね？」と何度も云われるくらいスジとしては悪くないらしい。だが一方で、すぐ後ろで大先生と件の男性との会話が切れ切れに聞こえてきて気になる。「あの人見てごらん、今日が二回目だよ・・・」自分のことを云われてるのがわかる。そしてどうも自分の存在が、件の男性を追い詰める空気を作ってしまってるようなのだった。 それからは皆から一人だけ離れて自分の稽古に専念していたので気付かなかったが、後で先生方の会話を聞くと（自分の目の前で話しているので当然聞いてしまう）、「あの人、帰ったの？」「うん、まぁ、あれだけ練習しても覚えれないんだから、自分で決断したらって云ったんだ。他のことだってまだ色々やれるんだからって・・・」という内容だった。稽古の途中で件の男性は追い返されるような格好になったようだった。カタチとしては、（自分で決断させた）ようになっているが、先生から色々云われた末に出て行かざるを得ない状況になったのではないか？ なんだか小さな鉛の塊を飲んだような気持ちになった。ここからは自分の胸の内の声。（あの人だって「やる気」でここまで足を運んできてたのに・・・）（大先生が彼の中に素質を見出せないのだから、年齢的にも他のことへ気持ちを切り替えた方のがその人のためになる・・・という考え方も否定できないけど・・・）（あの人、一生弓道に悪い印象を残すだろうなぁ）（自信をなくすし、落ち込むだろうなぁ）（武道としては、技だけではないのだから、心、その人の「やる気」をどこまでも生かしてあげられないのかなぁ・・・甘いのかなぁ）（不器用なだけで、場の空気を乱すような人でもなさそうだったのに・・・）・・・とやるせない思いが寄せては返す。やはり、大先生の豊富な経験から来る言葉なのだから、それがあの男性を生かす道なのかな～・・・・ 合気道の道場であれば、本人のやる気さえあれば、どんなに覚えが悪くてもその人に合わせて稽古をゆっくり進めていく。個人差があって当然なのだから、不器用な人には相応の稽古・指導をしていく。そういう道場に通っている自分としては、今回のこと、小骨が喉にひっかかったように残るだろう。

  2008年06月24日

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  　『弓道』　初体験　☆

  ずっと以前から「弓道」に興味があった。それは合気道を始める前からのことで、もとは弓道、剣道、合気道のうち、自宅から一番近い道場の武道をやろうと思ったのだった。 今は合気道ひとすじのような状態だが、合気道を深く知るためにも色んな武術を経験したいと思っている。とくに刀と弓はセットのようなもの。戦国の世なら、槍と合わせて三つを自在に使えるのが武者というものだ。 世は平成。戦国ではないけれど、日本人のＤＮＡが自分の中に流れているのを確認したい気持ちもあって、（いつかは弓道）と思っていた。   探してみると、近所のスポーツセンターで弓道教室が行われていた。全10回だが、すでに６回が終了していた。途中からでも申し込めるとのことだったが、初回から学んでいるみなさんに果たしてついていけるものかと相談したら、「先生が今いらっしゃるからお話をうかがったら？」ということになり、弓道場へ。そして先生にお話をうかがっているうちに、「今から少しやってみる？」ということになり、その日は弓道教室の日ではなかったのだが、結局半日ご指導いただいた。のっけから弓を持たせていただき、一通りの流れを丁寧に説明されたあと、手取り足取り教えていただきながら、巻き藁へ矢を放つところまで進んでしまった。ここまでくると（あとにひけない）空気が充満し、 「まぁ、はじめてでここまでできれば大丈夫じゃない」と言われ、あれよあれよといううちに申し込むことになった。 それで本日が教室としては初回参加であった。はじめは覚えることがたくさんあって、ややパニック気味だったが、だんだん楽しさが湧いてくる。 戸惑うのは、立ったときの重心がつま先寄りであること、そして常に脇を開いていること。この二つは合気道の真逆なのだ。その時代の武者たちは、これを上手く切り替えていた・・・ということか？？？ あと、矢を放ったあとの、背中が真ん中で真っ二つに割れた感覚は生まれて初めてのことで、それがなんだか非常に「気になる」というか気に入ったのだ。的を射ることよりも、その姿勢と背中割れ？にますます興味を持ったのだった。

  2008年06月21日

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  　本格的クライミングウォールに挑戦！

  先週末、息子と娘がやってきたので、三重県松阪市の「こどもの城」へ出かけて、本格的クライミングウォールに挑戦した。これだ　↓  高さ７ｍ、幅１４ｍ。見た目より、やってみるとずっとハードだ。当日は２、５メートルの赤いラインまでの高さ制限で、横14メートルの「トラバース」であった。 （どうせ子供のために作られた壁だろう・・・フッ、フッ、フッ）と余裕をかましていたら、軽いオーバーハングなどもあったりして、大人でも十分に楽しめるハードさであった。握力とバランス感覚、そして上腕、背筋なども使うだろう。ロック・クライミングは未経験なので、結構楽しめた。 回によっては、高さ７メートルまで登れるらしいが、たぶん足がすくむだろう。なにせ平面じゃないし。。。スタッフの話によれば、クライマーが軽いアップのために利用することもあるらしく、やはり本格度合い満点の壁なのだ☆ 息子と娘も何度もトラバースを楽しんだ。  是非、今度は頂上まで「クライミング～～♪」したいと思った。

  2008年06月18日

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• 　まさかのストップ高！！！

  今月は愚かな取引に始まった。船の微利確のあと、ゼンショーをお試し買い。　745円　×　300株一週間我慢した後、損切りっ！！！687円　×　300株　　－17400円（ゼンショーめ！　根性なしがっ！）すかさず紀州製紙に乗り換えたが、こちらも微利確。　＋3000円さらに、お得意の　ミツミ電機　が安値を取ってきたので、一枚買い。翌日利確。2580円　→　2685円　×　100株　　＋10500円そして本日！温めておいた　東京ドームがストップ高！！！・・・とはいえ、大人の争いにはついていかない信条なので～。その手前で降りてしまった。464円　→　550円　×　1000株　　＋86000円早売りといえば早売りだけど・・・まさかＳ高いくとは思わなかったから。。。致し方なし。そして、またもや造船へ乗り換えてしまった～。。。大丈夫かーっ！？今度こそ海の藻屑か～・・・それとも宇宙戦艦ヤマトか～・・・？？？乞うご期待！！！

  2008年06月17日

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  　か・・・買います。

  部屋の隅に置いてある息子と娘のオモチャを片付けていたら、こんな紙がでてきた。  『　春のさわやかケーキ　』『　に・・・２５０円　』 将来、ケーキ屋さんになる、という娘がメニューを絵にしたものらしい。父としては一番の客になりたい。 ただ、価格が『　に・・・２５０円　』となっているその理由を知りたい。。。 思い切ってこの超特価！　・・・というのを表現したのだろうか？？？

  2008年06月11日

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• 　　『剣の天地』　池波正太郎・著

  久しぶりに感動を得た。それも歴史小説で・・・となると本当に久しい。この小説は、戦国の世に生きた上泉伊勢守信綱の生涯を描いたものである。知る人ぞ知る「剣聖」上泉伊勢守が残したものが剣道その他の武道につながっているらしい。 歴史物として読んでもかなり面白い一冊だが、そこに一貫して流れているものは日本人が決して失ってはならない心であろう。剣術、剣道、弓道、杖道、そして合気道、柔道、空手に至るまで、すべての武道は例えるなら「楽器」そのものに過ぎない。それを個々の人が手にして、いかように音を奏でるか。心を打つ音楽を奏でるには、一流の技量ではなく、心が入っていなければ、それは単なる「音」に過ぎないのだ。 武道も同じだと、この小説を読んで強く思った。合気道そのものは単なる楽器。それへの関わり方、心構えが重要なのだ。・・・と、あれこれ思考は巡る。 ハナシは飛ぶが、読後、弓道と剣道を体験したくなった！

  2008年06月10日

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• 　？マークが花盛り☆

  昨夜、甲野善紀氏の稽古会に参加した。午後６時～１０時まで休憩を入れて4時間。今回は、前回のようにただただ驚いて感動するだけでは進歩がない、ということで、少しひいて甲野先生の体全体を目に入れて観察しようと思った。もちろん、何度か技をかけてもらって体感もしたが、頭の中で？マークが充満する一方だ。甲野先生は原理も少し話されるが、前回よりイメージ的な言葉を多用されるようになった。？が増えたのはそのせいかも。。。ただ今回はどちらかというと「見る」方に専念したので、前回の疑問だった「起こり」が見えない問題は、どうも体の中心と膝から下の動き（といえば膝と足の裏しかないけれど）を使ったものではないか？（上半身は付随的な動き）と見たがそれが本当かどうか、そして自分にそれができるのかどうかは分からない。 今回、見ることに重点を置いて良かったのは、前回よりも腕に覚えのあるツワモノが何人かいたこと。竹刀を構えての稽古では、居合と合気道をされている６０年配の方が立ち合われて、甲野先生が（思うように行かない）空気を少し表したのが見ものだった。その方と少し話をしたところ、甲野先生は相手に先を取らせるから色んなことができる、と評されていた。その方の構えと目付けは、一目で剣道ではないナニかをされていると思えたが、甲野先生が唯一意地のように竹刀で押していく（間をつめていく）様子が見うけられて本当に面白かった。 徒手の技は摩訶不思議な力で相手を自在に翻弄していたが、やはりナニかをされている３０前後くらいの男性が腕を接点にした力比べのようなことをしたとき、いつものように簡単には降参しない状況となり、先生も「この人は粘りがある」と云って、それでも最終的には押さえ込んでしまうのだ。この二人のやり取りの中にも、ヒントを見つけたような気がした。・・・気がしただけかもしれないけど。 まだ頭の中ではまとまらず、体を使って色々考えてみたいことは沢山持ち帰ってきた。今回も参加費六千円のモトは取ったかもしれない。。。

  2008年06月07日

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• 　明日が楽しみ　☆

  今年一月に参加した「甲野善紀」氏の講習会が、また名古屋で開かれる。よくも４０名ほどの少人数の講習のために、氏ほどの方が名古屋まで来ていただけるものだと思う。前回、初めて氏にお会いしたとき、ひとつひとつの技に驚愕したが、それ以上にその人物に惹かれてしまった。なにひとつ偉ぶるところがない。質問には気軽に応じていただけるし、身体を使って何度でも技をかけてくれる。最後の方は、本当に不遜ながら（友達になりたい）と思ってしまった。それくらい懐が広いといおうか、笑顔につりこまれてしまうのだ。（TVなどで観る印象とは大きく異なってくる） やはり一流に属する部類の方は、技そのものだけでなく、人間そのものに人を集めてしまう魅力があるのだと思った。前回も非常に大きなヒントをいただいたが、今回もなにか一つでも学んで帰りたい。明日が楽しみだ。

  2008年06月05日

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• 　タイミング悪し・・・

  例の造船株。佐世保重工。仕込み時が悪かった。なんせ先々週だもの。。。一週間、頭の中は「タイタニック」の寂しげなムード音楽が鳴り響いておりましたよ。 それが昨日！出来高をともなってみるみる上昇！買値を上回ったのだ！頭の中の曲は、いつしか「宇宙戦艦ヤマト」の勇ましいメロディに変わっていた♪ ところが未明のＮＹ・・・。そして為替・・・。本日は寄り天とみて、寄り付きで成売り。それが嘆きの始まりであった。。。 売った株は上昇。上昇。こういう呼吸の合わない銘柄は、きっと何度つきあってもこうなのだろう。。。いたしかたない。 佐世保重工　　４０４円　→　４０７円　×　１０００株　　＋３０００円損切りに等しい気分。。。 おまけに先週木曜に仕込んだ海運株。乾汽船。造船、海運、二方面作戦だ！と息巻いてみたが、これも間が悪く、昨日の安いところで利確。乾汽船　　１６２２円　→　１６５３円　×　１００株　　＋３１００円 どうやら船には弱い体質かも。実際、船酔いしやすいし。。。 それなら今度は「陸」だ！・・・と、お初の銘柄を購入。はてさてどうなることやら。

  2008年06月03日

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• 　スポーツ観戦　☆

  近所のスポーツ施設でバドミントン大会があり、友人がそれに出場するということなので、応援にでかけた。「バドミントン」とはじめに書いたが、「バトミントン」ではないのだな・・・と再確認する。バドミントン愛好者には申し訳ないが、門外漢からするとその濁音すら曖昧であったりする。そしてタマあるいはハネのことを「シャトル」というのも、その友人の話を聞くまで知らなかった。知らなくても４０年生きてこられた。。。 その競技人口もじつは見くびっていた。どうせ室内競技場の扉を開けたら、（やってる、やってる）とすぐさま彼の姿が見つかるだろうと思いきや・・・８面に区切られたコート？とベンチには参加選手がみっしりといて熱戦を繰り広げていた。ばかりでなく、二階観覧席も控えの選手やチームが休憩していたりして、どこに友人の姿があるのかさっぱりわからない。 しかも、もうひとつ別の室内競技場でも４面のコートを使ってプレーしており、視力の悪いぼくはあっちへいったりこっちへいったりと迷子になった気分でさまよった。 しばらく探し回ったが、いっこうに姿が見つからないので、「どこにおるかわからん！」とメールをうって二階観覧席に佇んでいた。途方に暮れていると、目の前のコートで女子大生風の二人が熱戦を繰り広げているのが目に付いた。高くサーブしたシャトルが、驚くべきことに自分の目の高さまで飛んできた。（はぁー、バドミントンのサーブはこういうものであるか・・・）感嘆しつつ、若い肉体が躍動している様子に視線を注ぐ。昼も近いし、もう友人を探すのをやめて腕組みして彼女たちの試合を鼻の下をのばしながら観戦した。 結局、友人には会えず、鼻の下をのばしただけで帰ってきてしまったが、スポーツはいいな、と思ったのである。

  2008年06月01日

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• 　苦い過去

  懸賞小説をご存知だろうか？たとえば、「オール讀物新人賞」大賞５０万円・・・などというものである。ど素人の作家志望者が、原稿用紙３０～８０枚程度の小説を書いて応募し、見事大賞を受賞すると賞金５０万円と商業出版の足がかりが得られる、というわけだ。 今をときめく山本一力氏もこの新人賞出身であり、その後、直木賞をとってからはあれよあれよと人気作家へと登りつめた。じつはその昔、かくいう自分も「ど素人の作家志望者」であった。もうずっとずっと昔のことである。 当時は応募総数２０００作品くらいで、その中から大賞作品が一つ、ごくまれに二つ選ばれる。そんな倍率？なのにシコシコ小説を書いて応募するなど無謀の極みというほかない。 選考の仕組みは、まず２０００作品を編集部や下読みの外注を手分けして１０分の１にしぼる。約２００作品が一次通過するのだ。そこからさらに３分の１にしぼりこみ、これが二次通過となる。さらに６、７作品にしぼられたものが最終選考通過となり、ここでやっと選考委員の有名作家の方々の目に触れることになるのだ。とはいえ、厳しい批評眼の作家は、この最終選考に残った６、７作品に対して完膚なきまでに叩きのめす評価を下したりする。それでも（まぁ、この作品なら賞を与えてもいいか・・・）という小説が一つ選ばれるのだ。 どの世界も上にいけば厳しい。・・・で、自分はどうだったかというと、一次選考を三度通過したことがあるのみで、ただの一度も二次選考を通過できなかった。この一次選考というのはどういうレベルかというと、（どうにか小説のカタチになっている）程度のものなのだ。つまり応募してくるものの大部分は（小説ともよべないお粗末な文章、あるいは作品）なのである。 云いかえるなら最終選考未満の素人小説は「箸にも棒にもひっかからない」作品といえる。 何故こんなことを書き出したかというと、いま合気道でも自分の「のびしろ」の少なさを痛感しているからだ。どう頑張っても、生きてるうちに達人にはなれない。 では、やめるのか・・・というとやめない。好きだから、だ。好きだから、上達に限界があっても続ける。 そう考えると、自分は小説を書くことが好きではなかったのだな・・・と今思うのだった。ながながと書いた割には、言いたいことは少ない。。。

  2008年05月30日

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• 　知らない大人についていく・作戦！

  前日、ＮＥＣトーキン　のお祭が気になって、３５０円で一枚参加（購入）した。３５０円　×　１０００株どこのどなたか分からないけれど、大人（ファンド？）が買い上がっている空気だったので、今日へ持ち越した。「知らない大人についていく」作戦は図に当たり、本日は３８０円を一瞬越えた☆希望としては、４００円だったが、その数字も何の根拠も無いことであり、スケベ心はヤケドにつながる・・・ということで、逆指値を寄り付き価格の３７３円で入れておいた。 今しがた確認したら、何のことはない。前場早々に逆指値にひっかかって約定してるではないか。。。４００円は夢と消えたが、目の前の現金は何物にもかえがたい。３５０円　→　３７３円　×　１０００株　　＋２３０００円ありがたい。合掌。 ただ一つ気がかりが・・・・。先週金曜日に仕込んだ造船株が、含み損を生んでいる。このまま撃沈してしまうのか・・・我が運命やいかに～！！！ 今週中には海の藻屑と消えるのか、見事浮上して海原を疾走するのかがハッキリするであろう。。。

  2008年05月27日

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• 　見ても楽し☆合気道

  平日の稽古日は、だいたい６～１０人くらいの人数で、土日の稽古となると、子供の部は別として、大人の部でおよそ２０～３０人くらいとなる。（黒帯が６割～７割くらい）したがって平日はわりとのびのびと道場で稽古できるが、土日で３０人くらいの人数の日に行くと、もう芋洗い状態となる。空間を譲り合って、交代で稽古となる。それも隣の組と受け身でぶつからないように配慮しながら。 自分の場合、平日に稽古に行けるので、こういう込み合った日は壁際で見学する時間が多くなる。白帯や色帯の人に稽古してほしいからだ。もちろん、その人たちには高段者が必ずついているので、指導方法や捌き、技をじっくり見つめる。これが結構勉強になるし、楽しい。 最近思うのは、高段者ともなると技そのものよりも「捌き」の方に重点が置かれているようで、見ていても相手と接触するその一瞬がやはり最も大切だと感じる。なので、今後は「捌き半分、技半分」・・・くらいの気持ちで稽古してみよう！

  2008年05月24日

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• 　安全第一　☆

  前日購入して持ち越した　不二サッシ。未明のＮＹは爆下げしてるし、為替は円高。こうなるとすべきことはタダ一つ！前夜に指値した１１０円を朝一にはずす。本当はキリのいいところが欲しかったが、今日はザラ場がまったく見られない日だったので、ここは安全第一！！！いくらになろうと、「成り行き」で売りに出す。 寄りで約定。１０８円。１００円　→　１０８円　×　１０００株　　　＋８０００円不二サッシは「参加賞」でした☆でも、ありがたい。 さきほど株価と決算を見て、またもや背筋が寒くなった。オソロシー　(￣□￣;)危ない橋を渡りすぎじゃない？？？（きっと明日の不二サッシは地獄をみるだろうなぁ・・・） 今週はこれにてオトナシクしておくべきかもしれない。。。

  2008年05月21日

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• 　ペコちゃん☆味見（デイトレ）

  本日決算発表の不二家を一枚試食。１６０円　×　１０００株プチお祭の予感。。。約定後、すぐさま１７０円で指値。後場にザバッと波が来て、見事に約定♪ホッとする。１７０円　×　１０００株　　　　＋１００００円ごちそうさまでした☆ありがたい。引け後に株価を見てゾッとする。。。あぶね～～　(￣□￣;)明日はペコちゃんひっくり返るか？？？ 返す刀で、不二サッシを１０枚購入　←　ちょっぴり「大人」気分☆１００円　×　１０００枚持ち越し。明日の決算はいかなる模様になるか～！？地獄を見ませんよーに　(￣人￣;)　ナムナム。 連続デイトレははじめてかも。。。勝って兜の緒を締めよ　ｏｒ　ついてるときはブンブンいく？迷走投資はつづく。。。

  2008年05月20日

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• 　漠然としたもの・・・

  ごくごくたまに、先生の口から「丹田」という言葉がでる。イメージとしては分かるような気がするが、本当のところは実感したことが無い。 武道経験者なら避けて通れない「臍下丹田」という言葉を、自分は避けている。（これだ）という確信がないので、口にはできない。 後輩と稽古しているとき、「腰」とか「へそ」、「中心軸」という言葉は使うことがあるが、件の言葉は一度も使っていない。たまーに、「気」という言葉も使うことがあるけれど、それもきっと「丹田」の周囲にある言葉なのだろう。 一時期、その「臍下丹田」を探ろうとして、「站椿功」を自分で試したことがあるが、これはもう全く実感が得られなかった。未熟の限り。。。 さらに正直に云えば、合気道の道場ならたいていどこでも行われている「船漕ぎ運動」は、やっていながらも意味を見出せない。気の鍛錬？・・・になるらしいけれど、これはそもそも和船の櫂や櫓を漕いだことのある人にしか、本当のところ無意味のような気がしている。（こんなこと書いていていいのだろうか・・・？？） そういえば、稽古前に後輩らの前で少し見た目に不思議に映る実験をしたとき、「いまのは呼吸力ですか？」とか「気ですか？」と質問されたことがあるけれど、「呼吸力」というのもじつは実感したことが無い。・・・なので、「ちがうよ」としかこたえらえない。 言葉では表現しつくせない身体の状態は伝えようが無い。うまく伝えようとして、多くの言葉を並べるとそれが後輩の混乱を招くこともありえるし。。。重力がどうの、なんて云ったら「ちょっと変？」と思われそうだし。。。

  2008年05月18日

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• 　ストップ安！！！・・・おそろしや。

  昨日、決算発表のあった　ミツミ電機。昨日、売るのがベストだったが、一昨日売っておいて命拾いした～。。。朝から特売り気配だったが、前場見事にストップ安！！！オソロシー　(￣□￣;) 寄り付き前に、そのストップ安に指値を入れて（臆病者なので一枚だけ）ＰＣから離れた。午後になってＰＣを開くと、ストップ安で一枚買えていた♪3160円　×　100株 　買いありがたい☆しかも株価はすでに　3300円でせめぎ合っている。しばらくザラ場画面を睨んでいたが、膠着状態は引けまで続きそう・・・と感じて売り逃げ。3300円　×　100株　売り大人の争いには怖くて付き合いきれません。。。 しかし、こんなセオリー通りに売買できるなんて、一年に一度か二度。14000円　ありがたく、去年の埋め合わせさせていただきました　m(_ _)m 今後しばらく、この銘柄には寄り付きません。。。コワイので。

  2008年05月16日

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• 　今年度・初利確・・・♪

  今年初め頃に購入して、長らく塩漬け状態だった　ミツミ電機　をとうとう手放した。決算発表を持ち越す勇気がなかっただす。。。明後日から爆上げしていく可能性もありだけど・・・（自分が売ったので。。。） ３４２０円　→　３５９０円　×　１００株　　　＋１７０００円（ナンピン）３２９０円　→　３５９０円　×　１００株　　　＋３００００円これに配当金が２００株で・・・いくらだろ？？？ 下手の横好き株投資だけど・・・まぁ、よしとしよう！ 任天堂関連銘柄での利確だけに、ＤＳライトでも購入して「美文字トレーニング」ソフトを買うか・・・？　　　　　http://www.nintendo.co.jp/ds/avmj/index.htmlイヤ、ここはやはり年度末の取引収支を見てからだ！ 前年の損切り額を取り戻したいところだが～。。。

  2008年05月14日

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• 　「愚者の旅」　倉本聰

  シナリオ・ライターの著者がドラマの作成秘話を赤裸々に語っているこの一冊。なかなか面白い☆あの名作「北の国から」の主演キャストについて。当初、黒板五郎役の候補としてあがっていたのは、高倉健、緒方拳、藤竜也、中村雅俊、西田敏行、そして田中邦衛だという。すごい面々だ。その中で、なぜ田中邦衛が選ばれたかというと、もっとも情けなく、だらしなく、欠陥だらけに見える人物・・・ということで白羽の矢が立ったというわけらしい。 高倉健さんの「北の国から」も観てみたい気がするが、きっと全く違ったドラマになっていただろうな・・・。 また、当時の撮影現場の過酷さはすさまじいものがあったらしい。厳寒の北海道。零下三十度前後の深い雪の中でのそれは、倉本氏の言葉をそのまま拝借すれば、「児童福祉法違反もいいとこの撮影現場」であったらしい。その証拠に、当時９歳だった吉岡秀隆の台本に「クラモト、死ネ！」と大書きされていたとのこと。 それが連想できそうなシーンはいっぱいある。なんだか古いビデオを引っ張り出して、「北の国から」を観たくなってきた。。。

  2008年05月11日

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• 　剣対剣

  ここ何回かの稽古は、二段審査を今週にひかえた女性に合わせて木刀を使った稽古が多くなっている。自分が通う道場では、まず正眼に構えた相手（受け）が間合いに入ると同時に上段へ振りかぶって面を斬ってくる刀に対して、それを左右へ受けかわしつつ相手の頭、もしくは首へ刀を振り下ろして斬る・・・という形稽古にはじまる。使用しているのは何の細工もない普通の木刀なので、受けの頭を斬るときは寸止めとなる。首や手首（小手）へは軽く当てる（置く？）感じ。頭への寸止めと手首に当てるのには慣れてきたが、首だけはなかなかピシリと行けない。先生の受けをすると、いつも見事に首へピシリと入るのがスゴイ。（痛い）と感じる寸前の絶妙な強さだ。手刀で首を叩かれた感覚に近いか・・・。 自分の場合は、まだ刃先感覚がそこまで研ぎ澄まされていない。どうしても相手の首を打つことに躊躇してしまう。・・・ので、ほとんど寸止め状態なのだ。 手首なら切先を当てて止めることができるのに・・・。 そのほか「胴抜き」や「膝抜き」も稽古するが、これは相手の呼吸を盗む稽古になっているのだろう・・・。ともかく、剣の稽古は集中力を要するせいか、呼吸が静かになるし、気持ちいい。

  2008年05月08日

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  　カヌーでまさかの・・・

  昨日は息子と娘を連れて、長良川へカヌーにでかけた。長良川といっても下流域の木曽三川公園のさらに下流である。川の水はすこぶる汚い。。。 しかし、まるで夏を思わせるような日差しの下、多くの人が潮干狩りに来ていた。正直なところ、（こんなとこで貝がとれるんだ・・・）と驚いた。しかもプロ？風の方々も複数見かけた。 ぼくらは、そんな潮干狩りの人々とは少し距離を置いたところでカヌーを組み立てて、いざ水面に出た。  少し風があり、ところどころ流れが強い。後ろの座席に娘と一緒に無理やり乗り込んでいるので、少々後ろが重い。 前回乗った記憶がない娘は、「こわい！」と声を上げるが、前席の息子は「わぁー！」と喜んでいる。 ところがしばらくして、「酔った・・・」と息子の元気がなくなる。「えっ！？」なんと「船酔い」だ。カヌーで船酔いなど、はじめて聞いた。いや、聞いた、じゃなく、いま目の前で遭遇している。 ぼくらは仕方なく、早々に引き上げることになった。組み立て・分解に要した時間と、そのカヌーに乗っていた時間・・・果たしていずれが多かったか。。。 ま、でもお日様をいっぱい浴びて、川風を浴びて、わずかだが楽しい時間であった。

  2008年05月07日

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  　『×一の女たち』　石坂晴海著

  まずはコレ↓を見てもらいたい。  図書館で借りたモノである。相当な読み込まれようである。  いったい何人の手に渡るとこれだけボロボロになるのだろう？百人ではこうなるまい。千人でもここまで擦り切れることはないはず。この手垢。中はというと、けっこう綺麗に読まれている。傍線も破れもシミもない。それがまたこの本に対する向き合い方を表しているともいえよう。 離婚を真剣に考えている女性。離婚を迷っている女性。離婚したばかりで今後の人生をどう生きていいか分からない女性。・・・きっと多くの方が一字一句漏らすまいと読んだのだろう。この本に魂が宿っているのではないかと思えるほどのたたずまいがある。 内容は、実際に離婚を経験した女性たちがその後の気持ちと生活を赤裸々に語っているものである。深い。男の側目線で読むと、「あっ、なるほど」とか「へぇ、そういうものか・・・」と気付くこと多々あり。 一章に、「帰ってきた時に家に明りがついていると男はホッとして女はハッとするって言うでしょ」という短い文章がでてくる。ここに男の属性と女の属性がすでに表されていると感じた。男は帰ってきた家に明りがついていてハッとはしない。ホッとする女はいるかもしれないけど。。。 読み終えてみて、離婚後の人生をあらためて「まっとうに生きよう」と思った。読後感の涼やかな一冊である。

  2008年04月30日

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• 　子供との非日常

  土曜の午後から息子と娘がやってきた。静寂を保っていた部屋の空気が一気に攪拌される。普段、一人の食事に慣れてしまったが、三人で食卓テーブルにつくと（あぁ、これが食事だな）と食はコミュニケーションであることに気付く。献立にも頭を使ったりする。食後の後片付けで洗い物をしていても、子供の汚れ物を洗濯していても、（あぁ、これが育児だな）と実感する。タイヘンだ。これが毎日なら気力も体力も使う。一人暮らしの気楽さを再確認するときでもある。 次はＧＷ中に三日間やってくる。それまでに献立を考えておこう。遊びのメニューは人ごみをできるだけ避けて、ディ・キャンプか、近場でカヌーを浮かべるか・・・とにかく晴天を祈ろう。

  2008年04月28日

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• 　『息子の相棒』

  小学校入学と同時に息子に買い与えた自転車は、青いマウンテンバイクだった。２４インチ・サイズの自転車にまたがった息子は、あたかも馬上のようだった。サドルを目いっぱい下げていたが、体格には不釣合いなほど流行の自転車は大きかった。（ちょっと大きすぎたか）と見ているこちらの不安をよそに、彼は新しい自転車を駆って嬉々として近所の友達と公園へ出かけていった。数日もすれば、自在に乗りこなすようになり、やがては息子のよき相棒になった。それから五年。少年の激しく乱暴な乗り方に、汚れて傷だらけになったマウンテンバイクには、あちこち不具合が生じはじめていた。そして何より、息子の体格には滑稽に思えるほどその自転車は小さくなっていたのだった。「自転車を買ってほしい」とせがむ息子に、いつも迎えに行く待ち合わせ場所まで「一度乗って来い」と云った。久しぶりに見た青いマウンテンバイク。もう、ヨレヨレだった。（そうか、息子のためによく頑張ってくれたな・・・）まるで犬にまたがっているかのような息子の姿に視線を注いだまま、（よし、新しい自転車を買ってやろう）と思った。彼の新しい相棒は、２７インチ・サイズのシティ・サイクルに決まった。小６にして、もう大人用の自転車だ。少し大きめだが、自転車屋でまたいでみたらさほど無理もなさそうだったので購入を決めた。さっそく近所の公園へ試し乗りに出かけた。「これ、すごくいい！」目の前をグルグル走って回る息子は満面の笑顔だ。「じゃぁ、公園をぐるっと一周しておいで」「うん、わかった！」彼は、もうずっと前から乗っているかのように軽々と新しい自転車を乗りこなして、たちまち見えなくなった。しばらくして広い公園のランニング・コースにもなっている内周を一回りしてきた息子が、春の柔らかい風をひたいに受けながらこちらに向かって走ってきた。全身で喜んでいる。買ってよかった。ぼくはその濃緑色の自転車に、（息子を頼むぞ）と胸の中で語りかけた。 　◆◇　全文メルマガより転載

  2008年04月24日

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• 　複眼的考察　その二

  合気道では、相手が両手でこちらの両手を押さえに来たとき（取りにきたとき）の稽古もある。両手を押さえられては何もできない・・・と一般の方なら思うだろうが、これは全く逆のハナシで、相手も両手を使っている以上、両手をつかまれたこちらと同じように「不自由」になってしまうのである。じつは「こちらと同じように」と書いたが、本当のところは「こちらは自由」だったりする。どういうことかというと、ここで昨夜の話とつながってくる。 こちらの両手をつかみに来た相手は、その行為自体が自らの体軸を崩すことにつながるのである。向こうから崩れてきているものに対して、体軸が整っているこちら側が技をかけることはじつに容易い。いちいち四方投げや一教などと技を選ぶこともない。前傾して崩れてきている相手の体軸に、こちらの力というか手を貸してやるだけで呼吸投げになる。また、正面打ちや横面打ちなどでも、とくに相手が小走りに間合いを詰めてくる場合（走りこんでくる場合）も同じである。 動くこと自体が自らの「軸」を崩しやすくするのであるならば、「取り」である技をつかう側も、体軸を崩すことはありえるわけで、おそらく自分の中でも無意識に体軸を調整しながら技をつかっているのだろう。一歩足を踏み出すとき、当然重心も移動する。相手の腕をつかめば、そこでも自分の体軸を維持するための微調整があり、転換動作の中でも体軸の微調整が行われているはず。 ここでふと思うのは、スキーの滑走中に体軸を維持するのと非常に似ているような気がするのだ。スキーでは「スピード」「斜度」「突然あらわれるギャップ」などと「遠心力」を受けとめて、頭ではなく身体が一瞬ごとに変化する状況に対応して体軸を整えていく。 正直なところ、二十年以上の経験があるスキーに比べれば、合気道での体軸の取り方はまるで未熟だ。昨日も書いたが、後輩に対してなら十分な体勢（体軸）で技をつかえるが、特定の先輩方に対しては非常に不安定になるのを自覚している。一朝一夕には何ともしがたく、ただひたすら精進するしかない。。。

  2008年04月21日

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• 　複眼的考察　その一

  このところ立て続けに新たな入門者が訪れている。最近入ってきた二人の男子大学生はとてもイキがいいというか、二十代前半の伸びやかな筋肉と柔軟な肢体を見ていると、可能性の宝庫に思える。迎えるこちら側としてもとても嬉しい。もしこれがピチピチの女子大生でもあろうものなら、軽く瞳孔が開いたうえ、鼻息を荒げてしまうところであり、我が内なる武士道精神も桃色に染まってしまいかねないのだ。 冗談はさておき、彼らとの稽古の中で気付くことがある。これは白帯の人に相対するといつも感じることだが、まず身体の「軸」が取れていない。というか、「無い」といってもいい。二十歳そこそこの肉体はバネもあり、柔軟な筋肉とバランス能力を感じさせるが、じつに簡単に崩せてしまう。まるで（赤子の手をひねる）ようなものである。こう書くと自分がさも（できる）みたいに思われるだろうが、そうではない。合気道の稽古の中で、「体軸」がそれなりにできあがってくるからなのだ。つまり体格や筋力は、「体軸」（身体の中心軸）に勝ることは無い・・・と云えるかもしれない。 逆に自分が高段者に相対するとき、相手の体軸を崩しきれないことがある。つまりちゃんと技がかからないのだ。見た目、技がかかってるように高段者の方は受け身をとってくれるが、こちらとしては「技がかかった気がしない」ということである。中でも、六段の長身の先生や、三十代の四段の方、合気道三段で大東流合気柔術でも黒帯を持っておられる方・・・道場でもこの三人と稽古していると、いかに自分の体軸が脆いかと思い知らされる。この方々に共通するのは、わざと崩れたりはしないということ。一応、受身は取ってくれるが、下手をすれば技をかけているこちらの体軸がズレてしまうことがある。おそらく、この方々からすれば自分など（赤子の手をひねる）ようなものであろう。どうしたらそこへたどり着けるかは、そういう方々とできるだけ手合わせしていただくしか分からない。

  2008年04月20日

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• 　『ファインディング・ニモ』

  昨夜ＴＶで放送された「ファインディング・ニモ」を特別な思いで観た。およそ四年前。家族で最後に映画館で観た映画なのだ。そのころすでに元妻が子どもを連れて出て行く日取りが決まっていたかと思う。息子と娘が「観たい」というので、家族で映画を観るのもこれで最後だろうと映画館に足を運んだのだった。ぼくは、サメに襲われてカクレクマノミの父親とタマゴがたった一つ残されたファースト・シーンで泣いてしまったのを思い出した。いま観てみると、なぜそこで急激に感情移入できたのか、よく分からない。父親が連れ去られた子どもを追って遠い旅に出る・・・この筋立ては確かに当時の自分には刺激的？だった。親子再会のシーンでもあたりをはばからずに泣いた。ＣＧアニメ映画でもっとも印象に残る映画になった。昨夜はその当時の自分の気持ちとも再会できるのかという期待もあってＴＶに張り付いてみた。・・・だが、時がたてば同じ映画でも感動するとは限らないのだった。あのときほど胸に突き上げてくるものではなかったが、やはりいい映画だと思う。結果としては妙な（懐かしさ）みたいなものを味わったのである。

  2008年04月19日

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• 　だんだん場違いに・・・？

  普段着はカジュアルである。気に入ったものは、服が傷まない限り、何年でも着る。どこでその気に入る服を選ぶかというと、「ライトオン」なのだ。じつは株主でもある。それはさておき、最近、その店内で我が身がどうも場違いになってきている気がした。まず好みの服が少なくなってきたし、他の客の年齢ともギャップがあるようだ。店員もみな若々しい。Tシャツのデザインをとってみても、二十代向けという感じだ。 気付くのが遅いか？？次によく利用するのがユニクロだが、ここのトップスはどれもすぐアキル。・・・ので、主にインナーを買うことが多い。 ユニクロの店内では、年齢的なギャップがあまりない・・・気がする。というのも、最近は中高年の姿もよく見かけるからだ。幅広い年齢層をターゲットにしているからか。株もこちらを買うべきかもしれない。 それにしても一般に４０代の男性諸氏はいったいどういった店で普段着を購入しているのだろう？気になる。まさか、AOKI？（紳士服の）　　　　・・・これは避けたい。アピタやイオンの紳士服売り場か？　　　　・・・う～ん。。。 三十代は「ライトオン」で過ごしてきたが、この先、年相応の、そこそこお洒落な普段着はどこで買ったらいいのか・・・悩む。

  2008年04月17日

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• 　『いつも風を感じて』　島田紳助著

  島田紳助のエッセイは結構好きだ。多忙な彼が文章を書いているとは想像しがたいが、口述したものをゴーストライターが起こしているにしても、読んでいて楽しい。この「いつも風を感じて」で三冊目だが、読むたびに色々なことを考えさせられる。 以下は著書の中の一文であるけれど、他でもそっくりな言葉を読んだ記憶があるので、きっと彼なりに消化して表したものだろう。『ニセモノは多くを語り、相手に自分の偉大さを伝えようとする。　本物は語らず、行動で本物であることを伝える』普段の仕事で、じつに多くを語る彼だからこそ、自分を戒めるために書いているのだろう。また、「多くを語る本物」だからこそ、多数のレギュラー番組を持っているのだろう。 自分の場合、とくに近しい人物には口数が多い。言葉に表してそれを推進力にする、というのもあるだろうが、やはりなんといっても行動が大事だな。 合気道でも後輩に対して口数が多くなっているかもしれない。気をつけよう。

  2008年04月13日

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• 　メタボ検診

  いよいよ政府主導のメタボ検診がはじまるらしい。全国民というか全中年が受診義務となる。普段、２９インチのジーンズを履いている自分は一安心？でいいのか？？（ジャストサイズは２８インチだけど、そんな男性用ジーンズはどこにも置いてないから） ウエストだけのモンダイじゃないのかな？意外と内臓とか見えないところに脂肪がついているのだろうか？ 昔から間食が多く、甘いもの大好き人間なのだが、アルコールを飲まないからそこら辺で帳尻が合ってるんだろうな・・・。 ひょっとして花粉症と同じく、ある日突然、メタボ。。。。ということもあるのか？？？油断は禁物かもしれない。 身体のバランスと整えてくれる合気道も絶対やめられない。多分今やめたら、いきなり５歳くらい身体年齢があがるだろうな。 目指すは、道場最高齢７２歳（・・・だったかな？）の六段の先生のように現役で背筋がピンと伸びていてとても綺麗な立ち姿の方。そのような翁に私もなりたい。。。

  2008年04月11日

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• 　カンのいい後輩

  昨年入門した三十歳の女性とは、あまり稽古日が重ならなかったのだが、先日たまたま人数の少ない日に一緒に組むことになった。上段者と組むときのような気合は入らないが、自分の知ってることは伝えたい、という指導の楽しさを最近感じ始めている。 とはいえ、相手は女性なので、「ほどほどに」という思いが先に来る。手加減というより、「女性だから」という何とも表現しようのない抜き方で稽古することになる。 先生から横面打ち二教・三教という課題を与えられたので、一通り技を交互に流してみる。彼女の普段の稽古具合がおよそ分かる。細かく言えば、ほとんど全てを修正したい。どこから手をつけようかと、技の中で考えていたが、まず絶対的な部分からがいいと判断。彼女が二教にこちらの手を取ったところで、受けを取らずに残ってみた。アレ？？？・・・という顔をする。普段の稽古相手ならここでちゃんと受けを取ってくれて、つまり技にかかってくれるのだろう。「どうして技がかからないか分かる？」彼女は小学校の先生らしい顔になって考えている。 手刀をとめたあとの一歩、二歩の足の位置。相手との位置関係。そのあたりから説明してみた。「前足のつま先は相手の中心線に向かうように」・・・・からはじまり、さらに相手の「手刀のとめ方」へと戻ったりしつつ、自分としてはかなり丁寧に指導した。驚いたのは、いちいち技をとめながら指摘したことを、ことごとく飲み込んでいったこと。女性でこれだけカンのいい人は珍しいのではないか。教師ならではの頭と身体の使い方なのか・・・。 途中、組換えの時間があったが、先生がこちらの様子をうかがってそのまま最後まで彼女と稽古することになった。適度に休憩を入れた方がいいかと思ったが、こちらより彼女の方が熱中しており、どんどん稽古をすすめていった。 しまいには本当にこちらの手首が痛くなってくるように技がかかりはじめた。もしこれを次の稽古でも忘れずにできたとしたら、きっと上達は早いだろうな。 結局その日は彼女との稽古で一日が終わったが、気持ちとしてはとても満足したのだった。

  2008年04月06日

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• 　シングルモルトウィスキー

  タイトルに意味はないのだ。下戸の自分が一生文字にすることがないだろうなと、ふと思ったので書いてみた。じつは今読んでいる本に、酒雑学がでてきたので、それを記憶しておくためにも書き出してみたい。先に下戸と書いたくらいなので、酒についてはほとんど全く知識がないといっていい。とはいえ、日本酒が米からできており、ビールは麦から作られていることくらいは知っている。が、製法までは知らない。本によれば、米を発酵させて作るものが醸造酒で、その日本酒を蒸留させて作るものが焼酎ということである。この焼酎の製法すら、（おおっ、そういうことであったか！）と知識を得たような思いになる。 この日本酒と焼酎のように切っても切れない深い縁が、じつはビールとウィスキーの間にもあるとは、これまた知らなかった！つまりビールは麦を発酵させて作り、そのビールを蒸留したものがウィスキーとなるらしいのだ。・・・う～ん、ウィスキーの正体は麦だったのだな。 このように、醸造酒と蒸留酒の関係は他にも色々ある。ワインはこれまた云わずと知れた葡萄が原料であるが、このワインを蒸留すると何になるか？・・・ブランデーである。　（知らなかったぁ！）ワインとブランデーは深い仲なのだ。ではバーボンは何からできているのか？ 原料はトウモロコシ。　（おぉ～、知らなかったぁ！）では、「さとうきび」からは何ができるか？ 答えは、ラム酒（蒸留酒）。　（ほぉ～！）お次はテキーラ（蒸留酒）の原料は？ リュウゼツランの茎。　（これは誰も知らないよなぁ・・・）最後に沖縄の泡盛。原料は米は米でも・・・・ タイ米。これの蒸留酒ということだ。ん～、酒飲みではないので、知らないことばかりで読んでいて面白い。ま、知ったからといって、どうということもないのだが。しかも、すぐ忘れてしまいそうだし・・・。

  2008年04月03日

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