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水難事故から命を守る手段「着衣泳法」の普及に、和歌山県田辺市消防本部が乗り出した。部内で研修を進めており、「(水に触れる機会が増える)来年の夏までには、職員が多くの小学校で講習を開けるようにしたい」と話している。 着衣泳法は、海や川などに転落した時に呼吸を確保し、救助を待つ技術。泳ぐ方法ではない。 消防本部には、着衣泳研究会(事務局=新潟県長岡市)の指導員養成講習会を受けた職員が4人いる。 この4人が指導役となり、9月から管内の小学校のプールを利用して研修を始めた。10月6日までに、全職員の約4割にあたる約65人が研修を受けた。今後は、技術を学んだ職員を指導員として活動させたい考えだ。 消防本部によると、全国の約6割の小学校が着衣泳法を授業に取り入れている。2008年7月に神戸市の都賀川が増水し、5人が死亡した事故では、着衣泳法を学んでいた小学生がリュックサックを浮輪代わりにして救助されるという事例もあった。 一方、田辺市内で授業に取り入れているのは、伏菟野(09、10年)と三川(10年)の各小学校だけ。消防本部は「いまは指導員を養成している段階。これから一層の普及を進めていきたい」と話している。 着衣泳法については、今年4月から、市民の要請で職員が講師として出向く市の事業「学びあい講座」のメニューにも加わっている。 ■消防署員が研修 5日には、上富田町の生馬小学校のプールで研修があり、上富田、中辺路大塔、本宮の各消防署と龍神出張所から15人が参加して着衣泳法を学んだ。 指導したのは、上富田消防署勤務で資格を持つ一人の平山剛司さん(34)。小学校での授業を想定して進めた。 職員は、水面であお向けになって浮かぶ「背浮き」を体験したほか、運動靴が浮力材になることを確認。ペットボトルをつかんで浮き続ける技術も学んだ。 引用元:レッドストーン rmt お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.08 16:53:52
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