テーマ:REDSTONE(3541)
カテゴリ:恋する弓姫・ユーリ
「竹取物語・1st編はこちら」
――今は昔、LA取られのヒースじいさんというものありけり。 味方にまじりて間合いを取りつつ、エンヘイアスヒを使いけり。 それはともかく竹製の、もと光るなむ箱ありける。 みれば、三寸ばかりなる人、いと美しうてゐたり。 ヒースじいさんは多少の期待をしつつその娘を連れて帰り、 「かぐユーリ姫」 (やっぱ語呂悪) と名づけて、育てることにしました。 かぐユーリ姫の美しさは評判となり グラビア巻頭カラー袋とじにも選ばれました。 帝と、五人の貴公子達が彼女にプロポーズしました。 かぐユーリ姫は、無理難題を言って断ることにしました。 しかし帝は空気が読めませんでした。 それから三年。月を見ては悲しむ かぐユーリ姫。 かぐユーリ姫は言いました。「私は月の世界の住人なのです。」 しかし帝はやっぱり空気が読めませんでした。 影のうすいヒースじいさんはいじけて寝ていました。 そして、とうとう十五夜の晩、天の使いがやってきました。 しかし帝はどうしても空気が読めませんでした。 かぐユーリ姫はヒースじいさんを代わりに差し出しました。 ――めでたしめでたし! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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