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青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

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2020年11月17日
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カテゴリ:ギターリぺアー
◆Martin D-28 セッティングのご依頼を頂きました
 ギターオーナー様はアミノ様です。Little Martin と同時にお持ち頂きました
  この【ニッパチ】も凄い鳴りです

◆画像から確認して行きます

●1991年製でビンテージの範疇には入らない時期ですが、最高のコンディションです





●ネック内にロッドは入ってますが、調整口が無いタイプです
 60年代の復刻版?ネックも蒲鉾型でやや太めに製作されてます


●時々ハードケースから出しては大切に弾いていたオーナー様から、譲って頂いたとの事です
 前オーナー様もアミノ様もギターの扱いは丁寧ですから、キズが見当たりません


●この画像のコメントが浮かびません、ヘッド裏です



●この通り超強力磁石が張り付きます


●内部でバタバタする、9V電池スナップはホルダーを付けました



●弦高をチェックします
 6E&1E共にエレキギターと同じ弦高ですが、測定した時の感覚は
 【あれ!こんなに低かったの?】です
 低くても弾き難く感じる理由をお知らせします


●1フレットは微調整が必要な程度のレベルで、弾き難い原因では有りません


●原因はネックの順ゾリで、最大0.3mmも有ります
 つまり12F~5F付近までの弦高が殆ど変らない事が原因です


●ロッド調整口が有りませんので、ネックヒターを使って修正します
 経験上マーチンのネックは素直に修正に応じてくれますので、簡単に修正出来ますので
 心配無用です


●ネック裏の温度を確認しながらヒーターを掛けて行きます


●効果的な位置にクランプを掛けて修正します
 ネックとフレットボードはニカワが使われてますので、短期間で修正出来る予定です


●セッティングに問題が無いレベルまで戻ってくれました。
 ネックヒーターの意味は熱でニカワを柔らかくして、クランプを掛けてる最中に
 冷えて正しい位置に再接着される、がヒーターを掛ける本来の意味です。
 決してネック材に熱を加えて変形を正す事では有りません。


●サビが出ているフレットを磨きます


●綺麗に成りました。左下の部分は景色が映り込んでるだけです


●フレットボードにワックスを掛けて仕上がりました
 弦を張って最終セッティングしてリペアは完了となります

◆この先の画像を撮り忘れたまま、お引渡しの日を迎えてしましました
 弾き易くなったねぇ~
 弾き易くしたんですけど!
 当初は網野さまは手放しても良いかな?とおっしゃってましたが、仕上がったニッパチを
 試奏して、手放す事はしないとの事です。

◆試奏タイム
 弾き易くなれば最高の固体です、K2ギターファクトリーに入って来るD28は鳴る
 個体ばかりですが【鳴る個体を探して購入するから】その中でもトップクラスの
 鳴りです

🌸たいへんよくできました





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最終更新日  2020年11月29日 07時59分25秒
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