カテゴリ:ギターリぺアー
◆Boss Axe Telecaster All Rosewood
GrecoやDHS Andersonなど数多くのブランドのデザインに係っていた、 椎野秀聰氏が80年代に設立した、Boss-Axe。都内の特定ショップのみ扱われていた ハイエンド・メーカーです。 椎野氏はESPの創始者であり、DJ機材で世界に知られたVestaxの創始者でもあります 椎野氏がESPを離れた後に始められた椎野総業が工房に製作を依頼して販売されていた ブランドがこのBOSS-AXE、ギター自体もう中古市場にほとんど出てこないため、 非常に貴重な一本で、特にオールローズのテレキャスターは生産本数も少なく 幻のギターと言っても過言では無いと思います。 この幻のギターがk2ギターファクトリーに入荷して参りました。 当面の間、販売は予定して居りません。 🌻入手経路が判明しました 音楽業界の方で【個人名は出せません】k2ギターファクトリでリペアさせて頂いている 【ミック青木】様からのご紹介で購入されたそうです。 2/7ミック様工房にお越し頂いた時に確認しましたら、カスタムメードだったそうです ですから画像が拾えない訳です ◆画像から確認して行きます ●工房に持ち込まれた際に【一目惚れ】してしまいました 各所に変更の手が加えられてます ①クリアーラッカー仕上げだったのですが、白濁が発生したのでクリアを落として オイルフィニュッシュ仕上に変更して有りますが、オイル分が抜けてますので リフィニッシュが必要です ●ヘッドストックには最初から【Boss Axe 】の表示は無かったそうで、 プロトタイプ?だったのかも知れません ネットで調べても画像はおろか情報すら全く取れませんので、他の固体との違いの 確認が出来ません 🌻情報が寄せられまして、ヘッドストックにブランドデカールが貼られて無いモデルも一部 有った様です。 ●ネック&フレットボードは、1本のローズから削り出されてます 弾き込んだ形跡はオイル分が抜けてますので、オイルを補給します ●②V&Tノブの間のスイッチは、フロント&リアのピックアップをハムとして出力する ための物で後から増設された回路です ③ピックアップセレクターのノブに違和感が有ります。 ●④ブリッジの駒はグラフッテック社のタスク素材に交換されてます ●⑤ピックガードはオリジナルは金属製だった様ですが、ビンテージのべっ甲柄に交換されてます ●バックもリフィニッシュが必要です ●ペグはオリジナルです ●1本のローズから削り出されてるので、ロッドはネック裏から入れて有ります ●USAフェンダーのローズテレキャスは、ローズを1枚のメイプルでサンドして有りますが 当該モデルは5層構造になってます ●オイルが抜けたオイルフィニュッシュは冴えない感じに見えます ●ナットは象牙の様にも見えますが、オイル漬けボーンをマイクロファインで磨き込むと この様に見えますので、判断が難しいところです ◆リペア開始して行きます ●フレットボードはアマニオイル入りの蜜蝋で磨きます ◆オイルフィニュッシュするための下準備をして行きます ●ボディは前段階を施してからオイルフィニッシュして行きます 前段階が完了した所です ◆オイルフィニュッシュ後のボディ画像です ●塗りたてで磨き込んで艶を出して行きます 照明の関係で白っぽく見えますが、現物はしっとりまったりしてます ●22フレット仕様なのでピックガードを外すには、ネックを外さないといけませんので ネック調整の時にピックガードを交換するか考えます ●駒をゴールドに交換すると、ピカピカ過ぎて現在よりも浮いた存在に成りそうなので 慎重に考えます ●ほんの冗談ですが、ジョージ・ハリソン仕様に変更する事も検討してます ●トップの欠損を補修するか迷ってます ●ストラトを購入した時のハードケースと同じケースを持ってましたので使う事にします 20歳のK2は真ん中のFenderの文字が苦手で、パテ埋めして塗装までしてしまいました ●ハードケースに付いた、皆に嫌われる香りはファ●リーズでは全く歯が立ちません 重曹を全体に振りまいて数日経過しますと、匂いは完全に消えて良い香りに変わりますが 振りまいた重曹を掃除機で吸い取るのが一苦労で、吸っても吸っても叩くと重曹パウダーが 落ちて来るを繰り返すこと8回・・・インナーを外してシャワーで洗っちゃおうか?と 思ったっら、固く絞ったタオルで拭いて、掃除機掛けたらやっとこさ収まりました ダイソン掃除器なら数回で完全に吸い取れるのかも知れません 🌸ダイソン持ってる常連様がおられましたら貸して下さいませ to beが出てしまいました 🌻時々引っ張り出して弾いていたのですが、ミニスイッチの接点不良でF+Rでハムバッキングの 音はおろか、通常のF+Rのミックス音も出なくなっていました。 セレクトレバーが信頼してない●●-30でしたので疑いましたが、ミニスイッチをON-ONの ハーフの位置にしますと音が出ますので、●●ー30の仕業では無い事が確定しました ●キャパシタは交換したと思っていたのですが【クロレッツ】のままでしたので ついでに交換します ●黒レバーにするかシルバーにするかは迷う所ですが、色合わせしてから決めます シルバーの方が安価なので浮いたコストをキャパシタに掛け方が良いと思ってます to be to be お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月22日 06時35分01秒
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