カテゴリ:ギターリぺアー
◆Diamond STANDARD+ by Aria 再生リペアのご依頼を頂きました
ベース・オーナーは天野様です、MorrisW-18に続いてのご依頼です 天野様の親友がアメリカ合衆国にテニス留学されていた時に、現地で購入されたそうです DiamondはAriaの輸出ブランドだった様です その親友から譲り受けてバンドでベースを担当されていたとの事です ◆画像から確認して行きます ●彫刻がされていた所にはステッカーが貼られていたそうです ●試しにペグを外してコンパウンド~鏡面仕上げワックスを掛けて見ましたら、見事に艶が戻りました ●ヘッド裏のシミ?は取れるか判りません ●バックのスッテッカーチューンも凄いですが、全て剥がして欲しいとの事です ◆再生リペア開始して行きます ●フレット身欠きから始めて行きます 酸化膜が半端で無かったのでマスキングしてコンパウンドで磨きます ●見事に輝きが戻りました ●ヘッド裏のシミはタバコのヤニだった様です ●トップにバフを掛けて行きます ●フレットボードもこの通りに綺麗になりました ●ヘッドストックもバフを掛けてピカピカです ●バックのステッカーを全て剥がしてバフを掛けました ●外せるハードウェアーは全て剥がしてバフを掛けました ●ブリッジ駒の高さ調整用の通称イモネジが固着して、CRCでもビクともしない時は 熱すれば取れる可能性が有るのですが、ガスコンロ等の直火で炙るとメッキが剥がれたり 大変な事に成る可能性が有りますので、工房では昔懐かしい電気のニクロム線コンロを使います ●固着していたイモネジも全て外す事が出来ました ●1個だけ欠落していたスプリングも取り付けました ●オクターブ調整用の3mm径35mm長の鍋ネジの入荷しましたら、このネジも交換しますが 画像は仮組の状態です ●ペグもこの通りピカピカです ●トルク調整が出来ない原因の、プラスチックの平リング【正式な部品名を知りません】 は、ビンテージのペグには良く有る事です、この部品は単体で販売されて無い?ので 電気の線を止めるパーツから作る事が出来ます ☟ ●大中小沢山のサイズが有りますので、丁度良い大きさを選んでペグに組み込んでから、はみ出した 部分をカッターで切り取れば簡単に作れます ●ストラップピンの跡と思われるネジ穴は埋めてタッチアップしておきます ●ペグを取り付けます ●ヘッドストックの仕上がりです ●完全に固着してましたポットも交換しました、トーンコントロールですから ESP製の250ωのAカーブです ●オクターブネジが入荷しましたので交換しました、調整用のネジは再利用は入手不能な特殊ネジを 除いて必ず交換する様にしてます ●ご指定のメタルノブです ●ブリッジの仕上がりです ●ご用意頂いたダダリオの弦です ●弦を張ってオクターブ調整しました ●オクターブしながら弦高を標準とされる高さよりも低めにセットして有ります ●1本欠損していたネジを取り付けました ●弦を張るとヘッドストックも見え方が違って来ますね ●ネックの仕上がりです ●リペアの完了です リペア前の画像とは違うベースに見えますでしょう? ◆お渡し時期は、長期間弦のテンションが掛かっいなかったネックの安定を見極めてからに なりますので、もう少しお待ちください 🌻試奏タイム K2にはベースを弾きこなすテクニックが有りませんので、音出し&各ポジっションの 音詰まりを確認するに留めましたが、単音でけ聴いたでけでも、輸出用だからとかは 関係無いかも知れませんが、なかなか良い音が出るモデルです 🌸完全復活を遂げました🌸 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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