カテゴリ:ギターリぺアー
◆Fender.jp StratoCaster セッティングのご依頼を頂きました
ギターオーナー様は、Nabe様です YAMAHA APX600に続いてご依頼です ◆画像から確認して行きます ●ミントブルーだったと思いますが、殆ど弾かれる事が無かったギターを入手されたそうです セッティングがされて無い状態で、弾き難いのですがFender、USのピックアップが搭載されている モデルで、ストラトらしい音質でセッティング後が楽しみです ●ハードケースの中で10年以上眠っていましたが、いよいよ活躍する時が来ました ◆リペア前の弦高を確認しておきます ●6E/12Fは、2.25mmで標準的な弦高より0.25mm高いだけですが、とても弾き難く感じます 原因は簡単で、許容範囲を超えた順ゾリのためです ●1E/12Fは、2.10mmです ●1フレットは、4D,5A,6Eが僅かに高い程度です ●トレモロユニットの調整も必要な様です 🌻この状態で、いきなりネックを外してロッド調整をする事は有りません ロッド調整は、ブリッジ駒の調整&トレモロユニットの調整が済んでから それでも弾き難さが解消しない時に調整します ◆リペア開始して行きます ●ブリッジ駒だけで弦高を標準の弦高にセットして見ましたが、とても弾ける状態では有りませんので ネックを外してロッド調整します 画像の状態でチューニングをして、順ゾリのデータを元にロッドの調整をします 何時のも様に1回で決めたい所です ●ネックを外します・・・ん簡単に外れません、PRSでは無いので、 ここまで工作精度が高い訳無いのですが? ●塗料が原因でしたが、ネックのセット角度に影響しますのでサンディングして完全除去します 製作後13年以上経過してるのに、塗料が完全硬化して無くて接着剤状態でした ●製作後13年近く経過してるのに、完全に硬化して無くて、サンドペーパーにまったり付いて パワー技法で除去しますと、相手先はネックポケットですから荒業も使えず、慎重に取り除きました ●リアピックアップにトーンを効かせる様に、ハーネスを1本追加します ●ロッド調整したネックをセットして、ザックリですが弦高を調整しましが、 このままOKって感じです ロッド調整のレベルは非公開です、文字で説明出来るほど単純では無く、経験値から 導き出す技法です。 メイプルネックは非常に硬いので、ロッド調整後の反応と安定に時間差が有るために、 最低3日はインターバルを開けます ●打ち合わせの工程です ◆ロッド調整後の弦高をチェックします ●6E/12Fは、1.9mmOKです ●1E/12Fは、1.50mmでOKです ロッド調整後3日が経過してますので、ネックが安定して来ていると判断しても良いかと思います ●弦交換がスムースに出来る様に6個の穴を繋げて有ります ●ネックの仕上がりです あれだけ弾き難くかったストラトが最高の弾き心地に変化しました ●本日、チューニングをして弦高に変化が無ければOKですが 数か月後に弦高が下がり過ぎる事も有りますので、微調整はいつでも無料ですから ご安心下さい。 リペア後に弦高が下がった!はリペアが上手く行った証拠と思ってます、ロッド調整とネックが 安定するまでの時間差はネック材任せです、順ゾリしていたネックがロッドで矯正されている間に ストレートに戻っても、ロッドは相変わらず順ゾリを戻そうとしてます、 そうすると今度は逆ゾリ方向に動く事が原因です ◆試奏タイムです US・フェンダーのピックアップらしくストラトらしい音質で、弾き易い事も有り いつまでも弾いていたいギターに生まれ変わりました セッティングでここまで変わるの?と驚かれると思いますが【生まれ変わる】の表見が ピッタリなほどセッティングはとても大切です 🌸たいへんよくできました🌸 🌻PSリペアのご依頼です ◆フェンダー純正のロックペグの交換です ●ブッシュタイプからロトマチックのロックペグへの交換ですから 6mm径から10mm径に広げて行きます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月15日 10時06分37秒
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