カテゴリ:ギターリぺアー
◆Morris F-30 セッテイングです。ギターオーナー様は、Tta様です
工房の近くの【ボーンアゲイン】さんと言うリサイクルショップさんで見付けて来たそうです Ita様はお宝ギターをゲットする天才です 状態と音も申し分なく、更に購入価格をお聞きして驚いてしまいました お約束のお渡し予定日は、日曜の午前中でしたが、台風の影響がどうなるか予測不能ですから 残業して済ませてしまう事にしました ◆画像から確認して行きます ●状態も良く40年以上経過しているにも拘らず、日焼けも殆ど無くフレットの減り方に 親近感が沸きましたので、エレキ弾きの方が前オーナー様の可能性が高いです ●ヘッドストックの突板はハカランダの様です ●この頃の日本製のWシリーズは、品質が安定しており当たりのギターが多い印象です 【K2ギターファクトリーの個人的な感想です】 ●1E側のフレットのエッジ処理が宜しく無いので、エッジの処理を追加させて頂きます ●バックのベルト等で出来るお約束のキズも有りません ●ネックの状態も極上です ◆リペアを開始して行きます ●ロッドは既に締められる限界まで回ってましたが、緩めてから1フレットのクリアランスを 確認しながら、締められる限界を確認しながら調整して行きます ●ロッド調整後の弦高が、6E/12Fが3.00mmで1E/12Fが2.75mmでしたので、 逆算してナットの高さを予定の弦高になる様に削りました ●弦を張り戻して予定の弦高になっているか確認します 6E/12Fは、2.25mmで予定通りです ●1E/12Fも、1.75mmで予定通りです ●画像の様に1E側のフレットエッジの処理が甘いため、1E弦がエッジに引っ掛ります ●隙間が開いているフレットにマーキングをしておきます ●バインディングをマスキングしてエッジを仕上げます ●1E弦が引っ掛る事は無くなりました ●フレットの磨きと、オイル塗りも完了しましたので、リペアの完了です 今回はエッジの仕上げの追加が発生しました 🌻試奏タイム 今回のW-30もすこぶる鳴ってまして、しかもサビ錆びの弦ですから驚きです 弦を張変えた後の出音が楽しみです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年09月23日 23時40分02秒
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